※※※

『途方に暮れる』という心境は、恐らく今の自分のような心の内のことを言うのだろう。


 あっという間に姿を消してしまった弟子へ届かなかった手をそのままに、涼麗りょうれいはそんなことを思っていた。


 ──確かに腹は減っているし、黄季おうきの手料理が食べられることは嬉しい。


 その手をパタリと卓の上に降ろし、涼麗はこの屋敷に踏み込んでからへチラリと視線を送った。


 ──だがこの状況で、独りにはされたくなかったのだが。


 黄季は家族が残した家で独りで暮らしていると言っていた。足を踏み入れてまだわずかな時間しか過ごしていないが、確かにその発言通りにこの屋敷に生者の気配はしない。


 ……そう、


 ──黄季も退魔師の端くれである以上、幽鬼をることができるはずなのだが。


 涼麗が流し見た先には、間に鏡を置いたかのように瓜二つな少年が二人、興味津々な顔で涼麗を見上げていた。ちなみに涼麗と長卓を挟んで対面する位置には、ずっと自分に睨みを効かせている破落戸ゴロツキのような青年もいる。


 黄季が屋敷の表門を開いた瞬間、中から転がり出るように現れて黄季にじゃれついてきたのが双子の少年の幽鬼だった。


 一瞬、近所の子供が入り込んでいたのかと涼麗は驚いたのだが、少年達の姿が透けて見えた瞬間、彼らが幽鬼であることは理解できた。


 対する幽鬼の双子は涼麗の視界に自分達が映っていることにしばらく気付いていなかったらしい。


 黄季の後ろに涼麗がいることに気付いた双子は、まずぽけらっとほうけた顔で無防備に涼麗のことを見上げていた。それからようやく涼麗と視線が合っていることに気付いたのか、双子は飛び上がって驚くと屋敷の中へ駆け戻り、この破落戸のような青年を連れてきた。以降涼麗は至近距離からずっとこの青年に睨みを効かされ続けている。


 屋敷の中へ足を踏み込む時に口にした『お邪魔します』という声が不自然に引きれたのは、そんな異常な光景に黄季が一切気付いていないことに対してどう反応すれば良いのか分からなかったせいだ。


 ──つまりこの幽鬼達は、黄季に自分達の存在を気取らせないようにわざわざ気を配ってここに居着いている、ということか?


 そうまでしてここに存在していたい者。この場所に縁がある者。


 何よりどことなく黄季と似通った面立ちや雰囲気から、彼らの素性には何となく心当たりがついている。だからこそ、涼麗は余計にどう振る舞えば良いのかが分からない。


 ──家族は全員『天業てんごうの乱』で亡くなっている。兄がいた。家は町道場をしていた。


『かつての五獣ごじゅう筆頭・らん家が末裔、最後の黒雛くろひな、麒麟児と呼ばれた鸞の寵児』


 思い返せば涼麗は、黄季の出自についてそれくらいのことしか知らない。その情報も、直接聞いたものではなく、聞きかじったものでしかない。


 だから余計に、今ここでどんな顔をすればいいのかが分からない。


 涼麗は無言のまま、とりあえず正面に陣取った青年に視線を置く。ようやく正面から自発的に視線を合わせた涼麗にひるんだのか、一瞬青年が呆気に取られたかのように目を丸くした。


 ──双子の方もそうだったが、初めて会った時の黄季のような反応だな。


 涼麗が内心で独りごちている間に己を立て直したのか、青年はキッと涼麗を睨み直すと拳から伸ばした親指を軽く振って外を示す。どうやら『外へ出ろ』と言いたいらしい。


 ──家主が不在の間に追い出されるのは困るんだが。


 さて、どうしようかと思った瞬間、フワリと双子が動いた。涼麗の左右から袂を引くような動きを見せた双子は、無邪気に笑いかけると口をパクパクと動かす。


氷柳ひりゅうさん』

『氷柳さん、ついてきて』


 声はないが、双子がそう言っていることは唇の動きで分かる。


 青年からは敵意を感じるが、この双子からは特に敵意は感じない。それどころか双子は初対面であるはずの氷柳に懐いているようにも見える。


 ──ただ追い出されるわけではなさそうだな。


 そんな直感を信じてみようと思えたのは、双子の容姿も雰囲気も黄季によく似ていたからなのかもしれない。


 涼麗は椅子から立ち上がると、幽鬼三人の案内に従って外へ出た。


 先程も通ってきた中庭を今度は左手に見ながら進めば、屋敷の東を仕切る壁の前まで連れていかれる。通用口を開けて先へ踏み込むと、隣の敷地には何やらひと続きの大きな建物が建てられていた。


 造りに派手さはないが、基本的な造りは廟や寺に近い。建物の扉は全て締め切られているが、幽鬼三人はその中へ吸い込まれるようにして消えていく。


 ──なるほど。これが道場か。


 涼麗は石造りの階段を上がると、正面の扉を開いた。


 その中に先程以上の気配があることを察した涼麗は、しばし悩んだ末に優雅にその場に膝をつく。


「お屋敷に足を踏み入れていながら、御挨拶が遅くなった無礼をお許しください」


 優雅に両手を重ねて跪拝した涼麗は、その最奥にある気配に向かって呼びかけた。


「私の名はてい涼麗。日頃、御子息には『氷柳』という呼び名でお世話になっております」


 涼麗の呼びかけに、ユラリと気配が応える。


 その揺らぎを受けてから、涼麗は静かに顔を上げた。



  ※  ※  ※



 一度楽土に渡った幽鬼は、生者に対して口を利けないのだという。逆に言えば、生者に対して口を利く幽鬼は悪鬼に堕ちたモノか、堕ちる所までは行っていなくても陰を帯び始めたモノが多い。


 無垢な御霊と言葉を交わすためには、それ相応の手続きがいるということだ。


 ──本来ならば、こういったものは退魔師ではなく巫師の領域だが。


 道場の中に足を踏み入れた涼麗は、目の前の光景に目を凝らす。


 四方の扉が締め切られた道場の中は薄闇に満たされていた。その中に先程ここまで涼麗を案内してきた双子と破落戸ゴロツキのような青年の他にも複数人の気配があることが分かる。


 だが涼麗との相性の問題なのか、あるいは抱えた思いや生来持っていた御霊の力の問題なのか、涼麗の目にはぼんやりとした靄が映る程度で三人のようにはっきりと姿を識別することはできない。どのみち姿がはっきりとしている三人にしても、このままでは言葉を交わすことは不可能だ。


 そしてここまで来たならば、どうせならば言葉を交わしてみたいと涼麗は思う。


「『遠き山のいただき御座おわします 東岳とうがく大帝たいていに伏して願い奉る』」


 普段は使うことがない祭文を記憶の奥底から引きずり出して口ずさむ。さらにこの地を巡る地脈に意識を伸ばせば、フワリと場の空気が変わったのが分かった。


「『尊き御身の斎庭ゆにわに遊ぶ 彼ら口なき子 その御霊に 仮初めの言の葉を与え給え』」


 退魔師の領分は、妖怪を退治ることだ。悪鬼に堕ちていない御霊を相手にするのは、巫師と呼ばれるまた別の呪術師達である。


 だが涼麗がかつて仕えていたかく家では、『呪術』と呼ばれるものは一括りにして扱われていたように見えた。事実、郭家の呪術師の中には退魔師も巫師も占術師もいたと記憶している。その当主を継ぐべきであった永膳えいぜんも、永膳の小姓であった涼麗も、退魔術に限らず幅広く『呪術』と呼ばれるものは片っ端から叩き込まれた。


 ──そうでありながら私は、あの八年の間に、この類の術を使おうとは思いつかなかったな。


 あるいはそれは、自分の中に永膳の生存を信じている部分が、無意識にでもあったせいなのかもしれない。


 そんなことを、今更になって思い知る。


「『迎えの華を たてまつらん』」


 そんな感傷を振り払うように涼麗は呪歌を締め括った。


 その瞬間、ヒュオッと微かに風が鳴る。鞘に入ったままの匕首を懐から抜いて右側に立てたのは、半ば無意識での行動だった。


 ガキンッと鈍い衝撃が右腕に走る。視線を投げれば匕首とかち合っていたのは矛で、その矛の手元はあの破落戸ゴロツキのような青年によって操られていた。


緑兄りょくにいっ!?」

「緑兄、いきなり何してんのさっ!?」


 いきなりの攻撃を咎める声が背後から飛ぶ。涼麗が視線を投げるとあの双子が眉を吊り上げて青年に非難の声を上げていた。


「その人が『氷柳さん』だって緑兄も分かってるでしょっ!?」

「アァ? だからだろうがよ」


 ヒュンッという風切り音とともに矛を引き戻した青年は、勢いを殺すことなく矛を振り回しながら声を上げる。外見通りにドスが効いた物騒な声は、どことなく浄祐じょうゆうを相手にしていた時の黄季の声に似ていた。


「うちの可愛い末弟をたぶらかしやがった男がどんなモンか、キッチリはかってやんねぇとなっ!!」


 ──待て。何がどうなったらそうなる?


 一瞬反論が頭をもたげたが、口にしていられる余裕はなかった。


 青年の手の中でまるで生きているかのように躍動した矛は鋭い刺突を氷柳に向かって繰り出してくる。氷柳はそれらを避けることしか許されない。せめて匕首の鞘を払いたかったが、青年が操る矛にはその隙さえなかった。


 ──下手に受ければ鞘ごと砕かれる。


 相手は仮初めの肉体を得ていると言っても幽鬼だ。退魔術で応戦すればあっという間に存在ごと掻き消えてしまう。さすがにそれは避けたい。


 だが純粋な武術で敵う相手だとも思えなかった。


 ──何せ相手は……


「っ!?」


 そこまで思った瞬間、背筋にゾクリと寒気が走った。考えるよりも早くその場に伏せた瞬間、先程まで首があった場所を剣の切っ先が撫でていく。


 横っ飛びに体を逃しながら背後を振り返れば、いつの間にか背後にもう一人青年が立っていた。冷めた視線を涼麗に注いだ青年は、表情に乏しいせいか矛を操る青年よりも幾ばくか大人びて見える。


橙兄とうにいまでっ!」

「ちょっと! 落ち着こうよっ!!」


 双子の悲鳴が響くが、涼麗を相手取った二人は止まらない。涼麗を間合いに引き入れた青年は容赦なく追撃をかけようとさらに剣を振るうし、矛を操る青年はそんな涼麗の隙を狙っている。


 ──さすがにこの腕前を二人も相手取るのは……!!


 もはやなりふり構っていられないかと、涼麗は手甲に仕込んだ飛刀を探りながら覚悟を決める。


 だが涼麗が飛刀とともに退魔術を行使するよりも、キュインッという鳥の鳴き声にも似た弦鳴が響く方が早かった。


「っ!?」

せいの兄貴っ!?」


 鋭く宙を裂いた矢が狙った先は、涼麗ではなく涼麗と相対していた二人だった。それぞれ矛と剣で射掛けられた矢を払った二人は、信じられないといった顔で矢が飛んできた方向を振り返る。


「お前達、日頃黄季が世話になっている恩人に向かって何をする」

「ち、父上っ!?」


 遅れて二人の視線の先を追った涼麗は、進み出てきた人物に気付くと無言のまま大きく目を見開いた。


「そんなこと言いつつ、父上だって初手で俺らを止めなかったじゃないですか!」

「父上、ばん家に足を踏み入れたる者、実力試しに掛けられるのは致し方ないことかと思いますが」


 矛の青年と剣の青年に口々に詰め寄られていたのは、左右に弓を構えた男と棒を小脇に抱えた男を従えた壮年の男性だった。


 一目で武人であると分かる、ガッシリとした体に髭を蓄えた男だった。ただその顔に浮かぶ表情も、纏う空気も温和で威圧感はない。


 ──あまり似ていないな。


 そんなことを、涼麗は内心で密やかに思う。


「まぁ、そりゃあ見てみたかったからなぁ」


 息子達に詰め寄られた男は穏やかに笑ったまま涼麗に視線を投げた。


「あの黄季が懐いた『氷柳さん』が、どれだけやれる人間なのか」


 男はそのまま涼麗の前まで足を進めると三歩ほど間合いを残して足を止めた。もはや周囲に敵意はないと判断した涼麗が匕首を懐に納めながら膝を上げれば、男は右の拳を左の手のひらに当てながらスッと涼麗に頭を下げる。


「とはいえ、礼を払ってくださった貴殿に対して礼を失した行為ではあった。愚息達に代わってお詫び申し上げる、汀涼麗殿」


 男が頭を下げると、場に姿を現した他の人間も同じように頭を下げた。目の前の男の他に、年若い男が七人、年老いた男女が一組、それに男の影に隠れるように女が一人いる。


 黄季が大乱で亡くしたという家族が、全員この場にはいた。


「いやはや、ひなびた町道場の主とはいえ、汀涼麗殿の噂はかねがね耳にしておりました。まさか末息子がそんな人の世話になるとは」

「……うかがっても、よろしいですか?」


 こんな時、何をどんな風に口にすればいいのか、涼麗は知らない。自分が世渡り下手以前に世を渡ろうとさえしてこなかった自覚が、一応涼麗にはある。


 だから涼麗は、疑問に思ったことを素直に口に出した。


「なぜ、黄季の前に姿を現してやらないのですか?」


 その質問に、男は目を丸くした。左右に控えた息子達も虚を衝かれたかのような表情を見せている。


「私は、黄季の口から、貴方方の話を、聞いたことはないのですが……」


 内心を上手く言葉にすることができずに、涼麗は中途半端に口ごもる。


 家族に関する話題を、黄季は避けていたような気がする。鷭家が五獣筆頭・鸞家の末裔であったことや、黄季の秘された才能について話題が及ぶことを防ぐためという意味もあったのだろうが、何となく涼麗は黄季が心の内に家族への負い目のようなものを隠しているのではないかと感じた。


 自分が永膳の死に対して抱えきれないものがあるのと同様に、黄季も家族の死に対して抱えているものがある。


 何となく涼麗は、そんなことを思っている。


「黄季は、視ることができる、人間です。一目、姿を現してやれば……」

「だからこそ、ですよ」


 たどたどしく涼麗は言葉を続ける。


 だがその言葉は、男の柔らかな声に遮られた。


「だからこそ、です」


 涼麗は思わず目をみはりながら目の前の男を見上げる。


「死者は、生者が行く道に関わってはいけない。死者は生者を魅入らせてはいけない。過ぎ去ってしまった過去に心を囚わせてしまうようなことを、我ら死者はすべきではない」


 男は穏やかに微笑んでいた。切なさを秘めていながらも温かさを感じる顔で、男は柔らかく涼麗に語りかける。ふと気付くと、場にいる全員が男と似通った雰囲気の笑みを浮かべていた。


「あの子は、武芸の腕では、歴代稀に見る鸞の寵児です。だが、鸞を名乗るにはいささか優しすぎる」


 息子を思う死者の言葉に、涼麗は静かに耳を傾ける。


 自分と永膳が置かれた関係に、その言葉を重ねながら。


「私達がここにいることを知ってしまったら、どう身を振ってしまうか分からない。私達は末の息子を心配してここに留まっていながらも、末の息子に姿を見られるわけにはいかなかった」


 でももう、大丈夫でしょう、と、男は穏やかに笑みを深めた。


「ずっと危うかったあの子が、最近どっしり構えられるようになったんですよ。以前よりもいい顔をするようになった。貴方に出会ってから」


 その言葉に、今度こそ涼麗は言葉を失ったまま目を見開いた。


 そんな無防備な表情をさらす涼麗に男は気さくに笑みかける。舌打ちを放ったのは矛の青年だろうか。


。息子は、退魔師としてどうなのでしょう? きちんとやっていけそうですか?」


 男が問いかける背後で、双子が矛の青年に蹴りを入れているのが見えた。父の言葉を遮らないように無言で攻防を始めた三人の様子が振り返らなくても分かるのか、男に従った二人の男がそれぞれピクリと眉を跳ね上げる。


「……はい」


 そんな『家族』の姿が……今ここにはいない黄季も含めた彼ら家族の姿が、涼麗には少しまぶしかった。


「きっと、良い退魔師になります」


 自分の口元に、ふんわりと笑みが浮くのが分かった。そんな自分に一行の視線が集まり、そのまま全員の目が見開かれる。


 ──この反応は全員、黄季にそっくりなんだな。


 そのことが知れたのが、何だかとても嬉しかった。


 そう思った瞬間、何かに押し出されるように男の影に隠れていた女性が飛び出してきた。


 危うくそのまま倒れそうになった女性の姿に涼麗が目をしばたたかせていると、クイッと袂が何かに引かれる。その力に視線を落とすと、今までずっと涼麗からは死角になる位置に潜んでいた最後の息子が、いつの間にか涼麗の傍らに佇んでいた。


「母さんが、伝えたいことがあるって」


 双子よりは年上、矛の青年よりは年下といった年格好の少年は、涼麗の注意を引いた後にグイグイッと女性の袂も引く。


 その力に女性がようやく背筋を伸ばして相対してきた瞬間、涼麗は思わず目を見開いていた。


 ──なるほど。黄季は兄弟の中で一番母親に似たか。


 明るい色の髪と瞳。愛嬌がある顔立ちをしていながら、その瞳の底には強い光が見える。


 そんな黄季とよく似た面立ちの女性は、スッと背筋を正すと深く涼麗へ頭を下げた。


「どうかあの子を、よろしくお願い致します」


 短くも強い言葉には、千言万句を尽くすよりも多くの感情が載せられていた。その言葉を耳にした男も、深く深く頭を下げる。


「……承りました」


 その言葉に何と答えるのが正しいのか、やはり涼麗には分からなかった。


 ただ自分にできる精一杯の覚悟と誠意を込めて、言葉を紡ぐ。


「師として、比翼宣誓を交わした者として……黄季の傍に、あり続けたいと願っています」


 その言葉に、母は心底嬉しそうに微笑んだ。


 その笑顔が、スッと溶けるように宙へ消えていく。


「氷柳さーん?」


 ハッと我に返った瞬間、道場の中にあった人影は跡形もなく消えていた。あるのはただ薄闇ばかりで、しんと冷えた空気と静寂だけが場を埋めている。


 だからこそ、遠くから己を呼ぶ微かな声が聞こえた。


「ただ今帰りましたー! 氷柳さーん! どこ行っちゃいましたぁー?」


 間延びした呼び声に振り返った涼麗は、小走りに道場の外へ歩を進める。


 だが敷居を超える直前、涼麗は思い立って道場の中を振り返ると深々と頭を下げた。


 そこには何もない。ただ薄闇と静寂があるばかりだ。


 だがそのさらに奥から温かな微笑みと舌打ちを聞いたような気がした涼麗は、一瞬だけ淡く笑みを浮かべてからその場を辞した。

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