※※

「どうなってんだ!?」

「現場に出てるやつらを呼び戻せっ!!」

「長官はどこにいらっしゃるんだっ!?」


 泉仙省せんせんしょうが入っている建物は、外から見ても阿鼻あび叫喚きょうかんの地獄と化しているのが分かる有様ありさまだった。


 ──うっわぁ……


 建物ごと空間を閉じたのか、泉仙省が入っている棟の外壁にそって結界が立ち上げられている。その光の壁の向こうを呪力の嵐が飛び交っていた。時折呪具そのものが飛び交っている様が窓や扉越しにチラチラと見える。どうやら呪具や呪力が泉仙省の外に影響を及ぼす前に建物ごと結界を閉じてしまったらしい。建物の中では取り残された人間が右へ左へ逃げ回っているようだった。


 ──出かけてて、逆に良かった……


民銘みんめいっ!」


 中に取り残されていたらどうなっていたことか、と顔を引きらせる黄季おうきの前で明顕めいけんが同期の名前を叫ぶ。建物を取り囲んだ人々も右往左往している中で凜と背筋を伸ばして建物の状況を観察していた民銘は、その声に振り返った瞬間へにょりと泣きそうに表情を崩した。


「良かったぁ! 黄季、来てくれて。俺だけじゃもう限界なんだわ!」

「まさかこの結界、民銘が展開してるのか?」


 民銘の元に駆け寄った黄季は改めて結界を見上げる。


『内界のモノを外界から切り取る』という単純な結界だが、何分規模が大きい。これだけの結界をとっさに展開できたというならば、民銘の位階はもう一段上がってもいいはずだ。


「日々修行に励んでいるのは、何も君だけじゃないんだよ、黄季クン?」


 黄季の言葉を受けた民銘は、その瞬間だけおどけるように笑ってみせた。


 だがその笑みも一瞬でかき消える。


「状況は?」


 その変化に気付いた黄季は民銘と明顕、両方に問いを向けた。黄季の言葉に頷いた二人は手短に状況報告をしてくれる。


「現場に出てた俺達が泉仙省に帰還した時には、もう騒ぎが起き始めてた。万が一に備えて民銘を外に残して、俺が中に入って状況を確かめた。大量の呪具が暴走していて俺だけじゃどうにもできないって判断をしたから、一度外に退避することにした」

「明顕から状況を聞いた俺は、避難誘導よりも暴走してる呪具の封じ込みを優先するべきだと判断した。だから中に残された人間は無視して、建物の外枠を結界基点に利用する封じの結界を展開したんだ」

「中にいるのって、泉仙省の人間だけか?」

「確かめる暇はなかったから分からん。ただ、基本的にここに部外者は来ないはずだ」


 危ないからな、と明顕は己の言葉を締めくくる。その声に民銘も頷いた。恐らく二人とも中にいるのは泉仙省の関係者だけだと判断したから、まだ落ち着いていられるのだろう。


 ──まぁ、仙部せんぶの人間まで巻き込んだのはちょっとマズかったけど……まぁ一応あっちも『退魔師』ではある、よ、な……?


 泉仙省の中でも儀礼的な部分を受け持っている仙部では、あまり退魔の腕は重要視されていない。退魔の現場に派遣され、有事の際には最前線で戦う泉部に対し、仙部の仕事はあくまで儀式や祭典の取り仕切りだ。噂では退魔の腕よりも礼儀作法や立ち居振る舞いを磨くことの方に重きが置かれているとかいないとか。


 だがしかし、退魔の知識も素養もない一般人が巻き込まれた場合と、一応退魔の知識があり、何となく『身内』と扱ってもいい仙部が巻き込まれたのとでは、こちらの心の余裕も変わる。


「とりあえず、状況は分かった。長官や氷りゅ……てい師父はどこに?」


 中にいる人間が自力で自分の身を守ることができるなら、多少事件解決まで時間がかかっても大丈夫だろう。このまま結界を維持した状態で腕の立つ退魔師を何人か揃えて、暴走している呪具をひとつひとつ封印して回れれば呪具を穏便に回収できる。その手が使えないならば、現状展開されている結界を基盤にして浄祓の結界を上乗せし、結界内に囲った呪具を一括で祓うことになる。後者の方法を取るとなると黄季達では実力が足りないから、誰か上位の退魔師を連れてこなければならない。


「それが……」

「俺達は、とりあえず見かけてないんだわ」


 何はともあれ慈雲じうん氷柳ひりゅうの判断をあおぎたい。


 そう考えての発言だったのだが、二人は顔を曇らせたままだった。


「てか俺、汀尊師は黄季と一緒にいるのかと思ってたんだわ。ほら、お前らいつも一緒じゃん?」


 その言葉に今度は黄季が顔を曇らせた。


「いつもって……いや、いつもか、うん」

「黄季、お前、最後に長官と汀尊師見かけたのいつ?」

「長官室でいつものごとく喧嘩し始めたのを見て、俺が逃げ出した時に見たのが最後、だけ、ど……」


 そこまで答えてハタと、ある可能性に気付いて黄季は言葉を止めた。


 今まで何の異変もなく保管されていた呪具達が、なぜいきなり暴走を始めたのか。一体何が契機であったのか。


 呪具というものは、持つ術者の霊力を増幅させたり、逆に抑制したりする効果を持つ道具のことだ。物によっては呪具そのものが呪力を帯びていたりする。


 形や効果はそれぞれ違っている呪具だが、『呪具』に分類される物達は皆、『呪力や地脈の流れに敏感である』という特色を持つ。


 そう、とにかく、呪具……特に持ち主が定まっていない主不在の呪具達は『力』の流れに敏感なのだ。


 そしてこの半月程の間で泉仙省にあった変化といえば……


 ──氷柳さんと長官の喧嘩……!


 並の呪術師がちょっと力を放出したくらいならば、保管庫の結界は小揺るぎもしなかったはずだ。


 だがここしばらく泉仙省泉部長官室で吹き荒れていた気の乱流は、どう考えても並ではない。上級妖魔が暴れているかのようなあの気の乱流が並であってたまるものか。


 ──ひ、ひひひ氷柳さんっ!? ちょっと大変なことになっちゃったみたいなんですケドォっ!?


「? 黄季?」

「黄季、どしたん?」


 中途半端に語尾が切れたまま顔色を失った黄季に同期二人は首を傾げる。その声に黄季が首をカクつかせながら二人を見れば、二人は首を傾げながらも焦りを顔に浮かべていた。特に民銘は結界の維持に力を持っていかれているせいか顔色が悪い。本来ならばこんな風に無駄口を叩いていないでさっさと行動を起こすべきなのだろう。


 ──いや、ほんと……あの、ごめん。


 自分の推論をどう口に出すべきか悩みながらも、黄季は何とか口を開こうと唇を開く。


 だが黄季が声を上げるよりも、背後から破壊音が響く方が早かった。


 板が割れるような……より正確に言うならば、扉が蹴破られるような音だ。


「ほーら言った通りじゃねぇか。建物の外周を利用した結界なんだから、新たに穴開けりゃあ外に出れるって」

「はしたないぞ、慈雲」

「はぁ? お前に言われたかねぇっつの」


 次いで聞こえた声に黄季は思わず振り返る。


 その先にはさっきまで扉があったはずの空間で片足を振り上げた状態で立つ慈雲と、その後ろにしれっと従った氷柳の姿があった。ちなみに先程まで空間を塞いでいたはずである扉は二人の足元に見事に倒れている。慈雲が扉を踏み抜く要領で蹴り飛ばし、蝶番ちょうつがい部分を壊して外したようだ。


「氷柳さん! 恩長官!」

「おー、お疲れさん」


 まるで結界も呪具の暴走にも気付いていないかのように、普段とまったく変わらない足取りで外に出てきた慈雲はヒラリと黄季達に手を振った。その後ろに続いた氷柳は黄季の前まで足を進めると、なぜかムスッとした顔で黄季に視線を落とす。


「ひ、氷柳さん……?」

「……どこに行っていたんだ」

「え? 医局、ですけど……?」


 ちゃんとそう言い置いてから行きましたよね? と黄季は続けて首を傾げる。だが氷柳のぶすくれた顔はなぜか直らない。


 そんな氷柳を見た慈雲はニヤァッとまたいやらしく笑うと、なぜか指を突きつけて高らかに声を上げた。


「やーいやーい! ねてやんのぉー! 28にもなった男が相方に放置されたごときで拗ねてやんのぉー!」

「……」


 対する氷柳はジトッとした視線を慈雲に投げた。無意識にだろうが、左のたもとの中で腕が動いている。もしかしたら手の中に飛刀を忍び込ませたのかもしれない。


「ちょっ……! 二人とも! そんなこと言ってる場合じゃないですからっ!!」


 あまりにも想定外の展開に明顕と民銘は文字通りポカンと口を開けたまま固まっている。行方不明だった二人が結界内から何事もないかのように登場したことですでに度肝を抜かれているはずなのに、続くこの場違いすぎるやり取りで思考が停止してしまっているのだろう。本音を言うと、黄季も一緒になってパカリと口を開いていたい。


 ──悲しいかな、慣れちゃったんだけどね! 俺はねっ!!


「あれ! 見えてますっ!? 保管庫にあった呪具の封じが解けて暴走してるみたいで!」

「おー、さすがに見えてるって。俺達、あの中から出てきたんだし」


 二人の意識を現実に向けるべく、黄季は二人の間に飛び込んだ。相変わらず結界内で呪具が飛び交う泉仙省の建物を指さして叫べば、慈雲はパチパチと目をしばたたかせながら答えてくれる。


「中からじゃ状況が分からなくてな。誰か事情が分かりそうなやつはいないかと思って、とりあえず出てきたんだわ」

「とりあえずって、あんな呪力の嵐の中を……!?」


 慈雲の実にあっけらかんとした説明に明顕が愕然がくぜんとした声を上げる。


 そんな明顕に視線を移した慈雲の顔からスッと表情が消えた。


で慌てるな、明顕」

「っ!」


『泉部長官』の顔になった慈雲を前に、明顕の背筋がピッと伸びる。


 反射的に威儀を正したのは明顕だけではない。民銘も、黄季も、無意識のうちに背筋が伸びている。


「退魔師は、冷静さを失った者から負ける。私達の『負け』は『死』と同義だ。目の前の事象に対して、常に冷静であれ」

「は……はいっ!」


 明顕の裏返った声が響く中、氷柳の視線は黄季に向いた。 


 それを敏感に察し、感情が見えない視線に含まれた意図を感じ取った黄季は、一度コクリと空唾からつばを飲み込んでから唇を開く。


「泉仙省の呪具保管庫にあった呪具が暴走しているようです。被害の拡大を阻止そしするため、避難誘導は諦め、建物ごと封じの結界を展開しました。展開主は民銘です。俺は直接中を見ていません。俺達三人の中で直接中を確認したのは、明顕だけです」


 師の視線に答えた黄季に、氷柳は一度まばたきをして応える。次いで明顕に視線が流れたのを見た黄季は、師の意図をめたことに安堵しつつ、氷柳の視線に気付いていない明顕の袖を引いた。


「明顕、ひ……汀師父に、中で見たことを教えてあげて」


 戸惑うように黄季を見た明顕にそっとささやくと、ようやく明顕の視線が氷柳に向いた。氷柳と視線が合った明顕はビクリと肩を跳ねさせる。


 ──氷柳さんと視線が合うと、みんなこんな感じになるんだよなぁ……


 表情が一切伺えない視線に恐怖を感じるのか。『氷煉ひれん比翼の片割れ』『汀涼麗』という畏怖があるのか。あるいはもっと単純に、整いすぎた面立ちへの反射なのか。


 とにかくみんな慣れてほしい。そうでないと氷柳の心労は一向に減らないのではないかと黄季は思わず眉をひそめる。


「あ……その……」


 氷柳の視線を受けた明顕が恐る恐る口を開く。だがすくめられたかのように固まってしまった明顕は意味のある言葉を紡ぐことができない。


 そんな明顕の様子にスッと氷柳の瞳がすがめられ、数拍後には諦めたようにまぶたが落ちた。


 ──いや、ちょっと待って!


「なぁ明顕、『保管庫にあった呪具の暴走』って話だったけど、その根拠ってちゃんとあるのか?」


 この後、氷柳がどう振る舞うか、何となく黄季には分かる。


『どのような状態でも叩けばいい』と現場に乗り出すか、慈雲に指揮を任せるか。あるいは黄季に問いを重ねてくるかもしれない。どれであっても氷柳はもう、明顕と民銘に現状を問うことは諦めるだろう。


 ──それじゃダメなんだってば!


「中が空になってるのを確かめたとか、保管庫の結界に異常があったとか。そういう根拠があって言ってるのか、状況を見た明顕の判断なのか、どっちなんだ?」

「黄季?」


 突然割り込んだ黄季の意図が分からなかったのか、氷柳が怪訝けげんそうに黄季の名を呼ぶ。


 そんな氷柳に『ちょっとだけ任せてください』という意味を込めて一瞥いちべつを送り、黄季は明顕を真っ直ぐに見つめた。対する明顕も明顕で黄季の問いに戸惑っているのか、パシパシと明顕は盛んにまばたきをしている。


「建物の中に飛び込んだ時、飛び交ってる呪具の姿が見えたから、保管庫まで確認に行ったんだ。扉が開いてたから、チラッと中も見た。見えた範囲では、もぬけの殻だった。結界も、存在を感じられなかった」


 それでも気心知れた同期の言葉には答えやすかったのか、明顕は己が見てきたものを言葉にしてくれた。その言葉にしっかりと頷いて応えた黄季は、氷柳に代わってさらに言葉を紡ぐ。


「根拠が、あるんだな?」

「ある」

「ただ、全部の呪具が暴走して保管庫を抜け出してるかは、分からないんだな?」

「ああ」


 明顕から言葉を引き出した黄季は、次いで氷柳を見上げた。明顕の言葉に耳を傾ける氷柳の視線は、黄季ではなくきちんと明顕に向いている。


 ──氷柳さんって、多分、諦めることに慣れてるんだ。


 ふと、黄季はそんなことを思った。


 さっき、明顕と氷柳が直接相対した時。


 瞼を閉じる直前の氷柳の瞳にあったのは諦観の念だったと思う。一度手を伸ばしたはいいものの、最初からその手は届かないだろうと分かっていて、『やはり無理だったか』と当然の結果を以て諦めたといった、そんな表情が見えたような気がした。


 恐らく、明顕も民銘も、そんな氷柳の内心には気付いていないだろう。もしかしたら氷柳に人並みの感情があることも、理屈では分かっていても理解には至っていないのかもしれない。退魔師ならば知っていて当然である『汀涼麗』という伝説が強すぎて、目の前にいるのが自分達と同じ一人の人間であることを分かっていないというべきか。


 恐らく氷柳は、そんな周囲の心情を理解してしまっている。理解した上で、その認識を改めることはできないのだと、諦めてしまっている。


 だから、出ていかないのだ。その『溝』より内側にいる黄季と慈雲だけを傍に置いて、それで世界が完結してしまっている。


 ──でも、それじゃダメだから。


 諦めないでほしいと、黄季は思う。


 氷柳の過去を、黄季は知らない。氷柳が人の中にいた時代に周囲の人間とどう関わっていたのかを、黄季は知らない。だから、氷柳がどういう経過を経てそんな心境に落ち着いてしまったのか、その経緯を知らない。


 だからこれは、黄季からの押しつけで、もしかしたら氷柳に不快な思いをさせてしまうことになるのかもしれないけれど。


 それでも。


 ──それでも俺は、人と関わろうとすることを、氷柳さんに諦めてほしくない。


「どうしますか? 汀師父、恩長官」


 そんな思いを込めて、今度は氷柳と慈雲に言葉を向ける。


 反応を示すのは、慈雲の方が早かった。


「保管庫がスッカラカンになってんなら、結界で一律に祓っちまうのは極力避けたいところだな。うちの保管庫にあった呪具は、うちの資材っていう側面もあったし」


 慈雲は恐らく黄季の内心に気付いてくれているのだろう。軽く答えた後には『なぁ、涼麗?』と氷柳に会話の矛先を向けてくれる。


 そんな慈雲に、氷柳は頷いて同意を示した。


「頭数が揃えば、個別に封じを掛け直した方がいい。大技はその分力を喰う。王宮の地脈はなるべく乱したくない」

「そうだな。色々後がめんどくせぇし」


 氷柳と慈雲の意見は『退魔師の頭数を揃えて個別封印』というもので一致したらしい。


 情報を渡し、方針が決まったならば、黄季達の役割はほぼ終わりと言っていいだろう。あとは黄季達よりも実力がある退魔師達の出番だ。


「じゃあ、いっちょ実地訓練と行こうじゃねぇの」


 とりあえず役目を果たせて良かった、と気を抜いた、その瞬間だった。


 パシッと己の手のひらに反対側の拳を打ち付けた慈雲が不穏な言葉とともにニヤリと笑う。


 その瞬間を目撃してしまった黄季は、一瞬意味を理解することができずに固まった。


 慈雲の言葉に声を漏らしたのは、宙に視線を遊ばせて何やら思案していた氷柳である。


「あぁ。確かにいい場面かもしれん」

「だろ? 人手が足りないせいでみんな現場ばっかでよ、部下の鍛錬の時間が取れないの、実は悩んでたんだわ」


 二人の不穏な言葉に、黄季はぎこちない動きで顔を上げる。ちなみに隣では明顕と民銘も似たような動きをしていた。


 そんな新米三人組を見遣り、泉部の長はニヤリと不穏な笑みを浮かべ、泉部最強の退魔師は無表情の中にわずかに怜悧さを混ぜる。ちなみに氷柳の顔つきが普段のものから師として振る舞う時のものに変わったことには、黄季だけが気付いた。


「戦力増強は泉仙省の急務。特に新人達にはメキメキと育ってもらわなきゃなぁ?」

「ち、長官……?」

「突撃には、先輩諸氏が集められるんじゃ……?」

「大丈夫だ。この程度なら、単騎突撃しても死なねぇし、お前ら全員、現場に出れる位階は持ってんだから」


 明顕と民銘のおびえ声を、慈雲は不穏な笑みとともにバッサリ切り捨てた。


「さぁ、喜べピヨっこども。長官と最強が直々に指導する、楽しい楽しい実地訓練の始まりだ」

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