1 ドアノサキ
扉の先には六つのドアとまたモニターがあった。
モニターには、あの人物がいる。三人は真っ直ぐモニターを見つめた
『今回のゲームはドアノサキ。正しいドアを進んで生き延びてください。
三人同じドアへは進んではいけません。制限時間はありません。では』
千佳「正しいドアを選ぶ、、?」
真優「簡単そうに見えるけどねほら、普通に開けて入れば、、」
真優は、一番右のドアを開けようと、ドアノブに手を伸ばした
智明「真優!やめろ!」
手を伸ばし、触りかけた時、
智明が大きな声を出し、真優を制止した
真優「なに?急に」
智明「ドアについてる看板見てみろ」
六つのドアにはそれぞれ看板がついており、
それぞれ何かが書いてあった。
左から、ジャックザリッパーがいる廊下、酸が敷き詰められてる廊下、
一年間何も食べていないライオンがいる部屋、炎の廊下、
ピラニアがいる海につながっている部屋、狼がいる廊下。
真優「危なっ、ぼく狼のとこ行こうとしてたじゃん」
千佳「なんか、推理しろとでも言いたげだね」
智明「、、、考えてみるか」
三人は、推理を始めた。まずは左から順番に
ジャックザリッパーがいる廊下から
千佳「ジャックザリッパーって、昔の殺人鬼だよね」
智明「たしか、犠牲者は女性ばかりだったっていう、、」
真優「じゃあ、ぼく達は大丈夫じゃん!千佳さえ行かなければ」
智明「そういや、切り裂きジャックっていつの事件だったか、、」
千佳「ん~、1800年代だったはず」
真優「なんで知ってるの、、少なくとも200年以上前位って事はもしかして、
もう死んでるんじゃない?」
千佳「確かに。じゃあここは安全って事だね」
智明「多分な」
問題は、誰が行くかだ、それは簡単には決まらなかった
千佳「安全って言ったのは私、だから私が行くよ」
真優「だめ!いた場合一番危険でしょ!
ぼくが可能性を見出したんだ、ぼくが行く!」
千佳「でも、、」
智明「まあ、別のドアも見てみようぜ」
なんだかんだ言って何も決まらず、
結局、別の行けそうなドアを探す事になった
次に見たのは酸のドア
智明「酸は無理そうだな」
真優「穴ぼこだらけだろうね」
千佳「じゃあパスで」
次は一年間何も食べてないライオンのドア
真優「ライオン、怖そう、、」
智明「、、ライオンって一年も何も食べずに生きていけるのか?」
真優「確かに!」
千佳「確かライオンが食べずに生きていけるのは、数ヶ月だったはず」
真優「じゃあ、ここは、、!」
智明「あぁ、ここは進めるはずだ」
炎のドア
真優「これは無理、死んじゃう」
智明「ここは、、無理だな」
千佳「死ぬね」
智明「ここはパスだな」
ピラニアがいる海のドア
千佳「、、私分かったんだけど」
智明「どうした?」
千佳「ピラニアは淡水魚、海では生きられない」
真優「なんでそんなに知ってるの?じゃあさ、狼は無理そうだから、
左から一つ事のドアに進めるんだ!」
ついに、進むドアを決める事になった
千佳「私、泳げるし、海んとこいくよ」
真優「そんな簡単に、、智明はどっちに行く?」
智明「俺は、ジャックザリッパ―の方にする」
真優「じゃあ、ぼくはライオンか、、」
全員はそれぞれドアの前に立った
そして、真優がつぶやいた
真優「全員、無事でいよう」
智明「当たり前だろ」
そう言って、扉を開き、その中へ駈け込んで行った
さあ、結果はどうだろうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます