ただの高校生が理不尽デスゲームに巻き込まれたって話

稲見 琥珀

始 ハジマリ

 謎の建物の中、三人の男女が倒れている。


暫くすると、一人が起きた。

智明「うぅ、ここは、、」

 智明。不器用な優しさを持った少年。


それに続いて他の二人も起きだし始めた

真優「頭いたぁ、でどこ?ここ」

 真優。常識人な感じのXジェンダー、つまり中性。


千佳「、、、まだ眠い」

 千佳。無気力な少女。


真優「いやいや、まだ眠いって、、」

智明「眠いって言ってる場合じゃねぇよ」

千佳「そいえばここどこ?」

真優「ぼくたちも分かんないんだって」


10分程話していると、モニターに明かりがつき、謎の人物が現れた。


『皆さんお目覚めの様で何よりです。』


真優「誰なの?アンタ」

千佳「犯人じゃん?」

智明「、、、」


 なんだか現実味の無さにふんわりしている千佳と比べ、

画面を鋭い眼光で睨みつける智明と声色の冷たい真優の差


『このゲームのルールを説明致します。』

二人の眼光や声色を無視して、画面の向こうの人物は何かを説明し始める。

『あなた方には生き残って戴きます。以上がルールです。』


智明「、、、生き残ればいいんだよな?」

『もちろん、では始めましょう』


 扉の鍵が開く音がする。智明は真っ直ぐ歩み始めた

不信感を持っている真優と、やっと現実味に気づいた千佳は智明を止めた


真優「いやいやいや、ちょっと!本当に行くの?」

千佳「危ないかもよ、、」


智明「始めないと進まないんだ。行くぞ」

そのまま扉の先へ歩いていく智明。


真優「ま、待ってよ!」

千佳「行くしかないのかぁ」

それを急いで追っていく真優と千佳。


ブツブツ言いながらも、三人は扉の先に進んでいった

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