事実は小説より奇なり

第5話

　学校にもいかず、ただ部屋でボーっとして何も食わず（拒食症で入らない）でいたら40kg切る寸前まで体重が落ち、保健室の先生に

「このままだと冬越せないわよ」

　と言われようやくモソモソと一日頑張って１アンパン食べる程度には復活。

　なんとか冬は越したが、高校には行かず３年にもかかわらず自主退学した。

　そして友達に誘われて、１９の時に遊びに出かけた時に

「お兄さん暇？」と友達と待ち合わせ中に逆ナンをされる。

　当然見知らぬ女よりは友達を優先したかったので「あー友達と待ち合わせしてるんですよー」と苦笑いして断った直後に

　携帯電話に友達から電話が。

「もしもし」

「ごめん、急用入っていけなくなった。もっと早く連絡するべきだったごめんよ」

　そしてまだ目の前にいるお姉さん。どんだけこいつ俺のことロックオンしてんだ。

「あーわかった、また遊ぼうぜ。」

　そういって電話を切り逆ナンのお姉さんにキリッとした顔で（当時165cm程度）

「暇になりました」

　とそしたらパーっと花が後ろに見えるような笑顔で

「やった！ね、暇になったでしょ？遊ぼうよ。」

　これがまた俺に変な性癖が生まれるきっかけになるとはこの時思いもよらなかった。