第5話、左 嫉妬 (間宮千桜)
私は今、とてもワクワクしています。
なぜなら今年からここに引っ越して来た城田宗佑君と一緒に帰るからです。
どんな子なんだろう。
優しい人だといいな。
そんなことを思っています。
『今日は頑張らなくちゃ。』
宗佑君は面白い人かもしれません。
今日のレクの時間、宗佑君が体育館の壁に突撃していったからです。
その時に宗佑君は笑っていました。
なので面白い人なのかもしれないと思いました。
ついに放課後になりました。
「それじゃ、いこ」
宗佑君にそう言って一緒に帰ります。
帰り道ではここの公園の場所とか私の家の場所の説明とかいろいろなことを話しました。
宗佑君はとても真剣に聞いてくれて嬉しかったです。
宗佑君は面白い人だけど、とてもいい人でした。
帰っているうちにだんだんと仲良くなっていき、最後はお互いの悪いところまで言い合える仲になりました。
これからも仲良くしていきたいです。
なんて思っていました。
宗佑君はどんどんとクラスに溶け込んで、友達をたくさん作っていきました。
私は嬉しかったです。
けど同時になんか頭の中がもやもやする感じになりました。
どうしてそうなったのかわかりません。
どうしちゃったんだろう、私。
自分がわからなくなってきます。
他の子と仲良くするのは嬉しい、けど自分も見てもらいたい。
そんな気持ちがクルクルして考えれば考えるほどにわからなくなっていきます。
どうすればいいのか、それを考えてますます混乱していきます。
『とにかく、何かしてみよう』
そうすればきっと私のことを見てくれる、何か反応してくれる、…はず。
『弱音を吐いてはいられない、頑張れ千桜!』
そう決意しながら今日も一緒に帰る約束をしていった私です。
どうでしたか?
今回はヒロイン視点と主人公視点の二つの視点で第5話を書いていこうと思います。
そのため一話の文字数が第一話くらい少ないです。
今回はヒロイン視点を中心に書いて見ました。
我ながら子供にしてはできすぎているレベルになってしまって、書くの難し!ってなっていました。
所々に幼さを出して見ましたがどこまで効果があるか…。
今後も一話の中ではありますがヒロインの視点は取り入れていこうと思っています。
それでは後編で。
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