おまけ 男子会②
「……いや、最初は
姉貴が関わる話になるとは…シリンヌ王子、二度と手荒なマネすんじゃねーぞ!」
シリンヌ「ああ、約束する。
次はオキニスの番だな」
オキニス「はいっ よろしくお願いします。
俺の好きな人は ますっ…じゃなくて
年上の女性でアピールはしているんですが…
男として見られなくて…」
……絶対真澄だな…
バレないように言い換えていたけど、
俺様には丸わかりだぞ…
「…アピールって…
どんな事しているんだよ?」
オキニス「はいっ…肩とか頬や
髪にを触れたり…手を絡めたり…
話だって意識させる内容に…
それなのに彼女は鈍感なのか
『もうオキニス君たらっ…』って
軽く笑って流すんです!!
そりゃあ…俺と真澄は歳は違うけど
たった8歳の差ですよ!」
…オキニス様…それはやり過ぎだ
そうされた彼女は、
その後どうしているか知っているか?
真澄『どうしよう…心臓が持たない
オキニス君にとっては当たり前に
やっている事だから、あのスキンシップは
普通かも知れないけど…私は…』って
言いながら
机に顔を突っ伏して、うなだれていたぞ
シリンヌ「オキニスよ そんな些細な事だと
年上彼女にお前の気持ちは気付かれないぞ
もっと大きな行動を…例えば深い口付「ちょっとシリンヌ王子は黙っておこうか」」
ほんとっ!
この男の案なんて信用ならねぇ!!
さすが、強姦野郎、思考もぶっ飛んでやがる
いきなり、許可もなく
深い口付けなんてしてみろ
明日から100%避けられるぞ!
それどころかお役人に捕まるわ!!
これも俺様が答えるか……
「……オキニス様、男して見られたいのは
分かるが、はっきり言ってやり過ぎだ
んで、シリンヌ王子は完全にアウトだ!!
一歩間違えれば犯罪者予備軍になるぞ」
オキニス「…えっ!!でも変態シリンヌさんのようにあの一件以来 手を絡める以上は…」
シリンヌ「………(お前ら俺をなんだと思ってるんだ まあ事実だから何も言えないが…)」
「……あのな、その年上彼女と会う度に
過度なスキンシップをし過ぎると
皆んなにもやっている軽い男と思われるぞ」
…まあ、実際既に思われているが、
オキニスには伝えない。
伝えた時点で
なんで真澄の気持ちを知ってるんだと
突っかかて来そうだし。
姉貴と真澄で女子会をやってる事が、
バレて、コイツら2人の事だから、
俺様が質問責めにされる未来が見えるからな
オキニス「……俺は、真澄しかスキンシップしていないのに…」
シリンヌ「……真澄?あぁ昨日役所にいた
ピンキーの友人か…」
オキニス「はい……!!あっいや…
ちがっ……」
「オキニス様、隠さなくていいぞ
俺様は最初から知っているから
……そうだな スキンシップは程々にして
真澄が大切なんだと少しずつ言葉と行動で示せ
充分に示せたと感じたら、
お前の正体と想いを告白しろ」
オキニス「…俺の正体を……
分かりました…結果がどうあれ
ちゃんと彼女に伝えます!」
「あとスキンシップは程々にな!」
オキニス「ぐっ…努力します…」
シリンヌ「お互いに頑張ろうオキニス、
俺もピンキーとの関係修復、頑張るから」
こうしてシリンヌ、オキニスの
恋愛相談は無事に終わった。
2人の恋愛を聞くと何だか
想い人に無性に会いたくなった
黄金色の瞳を持つ黒髪のあの子に…
この男子会が終わったら、
あの子の好きなオリジナルブランドの
紅茶を持って会いに行こう。
あの子の笑顔を見る為に…
そう思いティーカップに口を付けた。
おしまい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます