9/6 昏睡
9月6日。今日もいい天気。
私は今日もベッドの上。
今日は朝から虚無感がひどかった。漢字の練習も手に着かない。やろうとしても、すぐに飽きてしまう。
朝食を食べるのが面倒で朝の薬が飲めなかった。朝も、昼も、友達が置いて行ってくれたお菓子で済ませた。
何もする気力がなかった。引っ越し業者への見積もりの電話だとか、出さなければいけない書類を書くだとか、そういうタスクを消費しようと思うだけで、身体が動かなくなった。
ノートに文字を書いているのにも飽きて、なんとなしにベッドに戻ったら、いつの間にか寝入っていた。時刻、午後2時頃。それから5時過ぎまで寝ていた。
意味がわからないくらい昼寝をしてしまった。
最近、何を見ても心が動かない。プラスの方向に波が動かず、マイナスの方向にばかり針が触れる。自分の好きだったはずの本や漫画、映画を見るのが怖い。それで何も感じなかったら、心底悲しくなってしまう気がして、何かをインプットすることもままならない。
聞いたところによると、これは一種の心の防衛反応のようだ。心が刺激に対して過敏になりすぎて、これ以上沈み込まないために、心の感度を殺す、というような。なんとも厄介な状態だ。
一日を無為に過ごすことばかり得意になっていく。
食生活の崩壊ぶりがここにきて凄まじかった。さすがにまずい気がして、スーパーでぶどうパンと缶コーヒーを買った。朝ごはんみたいな夕食だけれど、せんべいやらクッキーやらで済ませるよりはたぶんいい、気がする。
130円の缶コーヒーが妙においしく感じる。
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