32話 集いし勇者達

九月一日、午後四時。空が少しだけオレンジ色に染まっていた頃。莉央が住むアパートの駐車場に、一台の軽自動車がエンジンを吹かしていた。黒崎の車であった。車には黒崎、莉央、アルマが乗っていた。


「それでは! GoD開催場所である、七倉フェスホールがある七倉町へ、出発お新香ー!」

運転席で黒崎が腕を上げながら高らかに宣言した。しかし、アルマと莉央は特にリアクションせず、ただしんとした空気だけが車に漂った。

「ちょっ!? ちょっとは何かリアクションしてよ!」

「……今から死闘しに行くってのに、そんな余裕ないですよ。それに……」

助手席に座る莉央は親指で後頭部座席を差した。黒崎が振り返ると、シートベルトをしながら膝を抱えるアルマがいた。アルマの表情は硬く、真面目だった。


「あいつ、あいつなりに集中してるっぽいっすよ? リアクションとか無理な話ってわけ」

「ああ……だからってさあ……」

「ほら、さっさと車を走らせる! ここから七倉町まで二時間、イベントは六時開場ですよ」

「もお〜! わかってるってば!」


半ばやけになった黒崎は車を走らせた。


「いいかい? 相手はどんな手段を使うかわからない。予想しない手を出す可能性があるから、その辺気をつけた方がいい」

「……アドリブは得意な方なんで」


莉央は窓から景色を眺めながらそう吐き捨てる。


「それにむしろ、相手がそうであってくれたら好都合ですよ。くだらない戦略使ってきたら殺し甲斐がないんで」


ただし、その目は殺し屋らしい、冷たく非道なものだった。


「まあ、無理はしない程度にね」


車は開発地区の高速道路を抜け、やがてシェアハウスがある町とは真逆の位置にある下町に到着した。そして、一際目立つ球場が見えてきた。球場からは光が溢れんばかりに漏れている。車は球場すぐ近くの駐車場に止まった。


「会場に着いたよ」

「!」


すぐさまアルマはシートベルトを外し、車から飛び降りた。

アルマは会場となっている球場を見上げる。遠くから微かに音楽が流れている。まさに今からこの会場で闘いが行われるのが目に見えていた。


「ミカ……!」


アルマは会場に向かおうとしたが、後ろから肩を掴まれ引かれた。


「!」


振り向くと、莉央が真面目な表情を浮かべていた。


「……一人で行くな」


そう言い残し、莉央は先に会場へ向かった。背中には巨大な黒いケースが目に映る。今の彼は黒崎曰く、お仕事モードらしい。黒崎がアルマの肩をぽんと叩いた。何も言わないが、きっと大丈夫だとでも言っているだろう。アルマはそれに対してこくりと頷きを返した。

三人で球場に入ると、さっそく受付の人が出迎えてくれた。


「いらっしゃいませ。どちらのイベントに?」

「ウィルトラマンツアーです。ウィルトラマンアニバーサリーセット、ポップコーンは弱めで」


黒崎が謎の言葉を言うと、受付の人はぺこりと頭を下げた。


「……フロアAです。いってらっしゃいませ」

「どうも」


アルマと莉央は黒崎について行く形で会場のフロアAへと向かう。


「なあ、今のって何だ?」

「合言葉さ。GoDそのものに参加するにはまず、受付係の人にさっきみたいな合言葉を伝えないといけないんだ」

「……お前本当に何も知らずにGoDに参加するつもりだったのかよ」


莉央が不機嫌そうに舌打ちしながら呆れた。


「だ、だって急なことだったんだから仕方ねーだろ!」

「まあ、合言葉に関しては入手方法が色々あるからね。賭け事だったり噂だったり」

「おっさんはどうやって知ったんだ?」

「それは内緒!」


フロアAの扉の前に立ち、黒崎はゆっくりと開ける。扉の先には下に向かって螺旋階段が続いていた。


「暗いから足元気をつけて」


三人は慎重に階段を降りていく。


「はあ〜……こんな場所あったのか……」

「ここは滅多に使われない場所だからね。だから違法賭博が開催される場所にはうってつけってわけさ」


階段を降りると、扉が待ち構えていた。扉が自動で開く。アルマの視界に広がったのは、薄暗い照明で照らされた部屋だった。部屋の角に一人の老婆が座っていた。


「こんばんは〜」


黒崎は笑顔で老婆に話しかける。


「……参加者かい?」


老婆は鋭い目でこちらを見ている。


「こちらの二名です。自分は賭け事無しの観戦参加で」

「……署名しな」


老婆は二枚の紙を差し出した。


「?」


アルマは紙をまじまじと見つめる。紙にはファイターネーム、特技と書いてある。


「ああ、ニックネームみたいなのと自分は何が得意かを書いてくれ。まあアルマは名前はそのままでいいよ」

「何が得意か……」


少し考えた後、アルマはこう書いた。


──なぐる・ける・力しごと


「シ、シンプルだねえ? まあいいか」


ふとアルマは莉央を見た。莉央の紙にはこう書かれていた。


──ファイターネーム:ブルーローズ

──特技:殺しならなんでも


「ブルーローズ?」

「……とりあえず今からは俺のことをそう呼べ。少なくとも俺とおっさん以外の相手に対してはな」

「何で?」

「……本名バレて個人情報漏洩したら厄介だから」

「ん〜……よくわかんねーけど、わかった! で、特技が殺しならなんでもってのは…」

「はいはいはい! 終わったなら提出提出!」


アルマの疑問を遮って黒崎は紙を老婆に提出した。老婆は紙を目に通すと、近くにある扉に顔を向ける。


「通りな」


黒崎は老婆にぺこりと会釈して、扉を開けて中に入った。


「……!」


こじんまりとした部屋から一転、扉の先に広がっていたのは大広間だった。ミラーボールを照明にし、アップテンポのBGMが流れている。広間にはいかにも怖そうな顔つきの人達がたくさん集まっていた。ギャンブルをしている人、小さなバーで酒を嗜む人、ソファーに座って集中している人などがいた。明らかに子供が入っていい部屋ではないのはアルマでもわかった。


「いや〜、かなり多いね〜。今回で十回目開催とあって大盛り上がりだ。じゃ、僕は観客席の方に移動するよ。頑張ってね、二人共」


そそくさと黒崎はその場を去ってしまった。


「……あの人、いざこざに巻き込まれたくなくて逃げやがったな……」


莉央はため息をついて呆れた。


「で、次どうすんだ?」

「……予選開始まであと三十分。開始五分前に一回目の組み合わせが決まる。それまではできる限り参加者にどんな奴がいるか、把握しておいた方がいいな」

「把握か……」


アルマが周囲を見渡そうとした、その時だった。

東の方角からざわざわと騒ぎ声が聞こえてきた。周囲の人が道を開けている。


「あっ……!?」


開けた道を見たアルマは息を飲んだ。視界に映ったのは、鬼気迫る表情でこちらに向かって走ってくるヴィクトルの姿だった。


「ヴィク!!」


久々、と言っても三日くらいしかないが無事に会えたことにアルマは感動した。

が、その感動はすぐに露となって消える。

アルマとヴィクトルの距離が一メートル範囲内に入ると、ヴィクトルはアルマの頭に向かって、かなり強めの手刀を垂直に食らわせた。まるで瓦割りの様だ。その勢いは激しく、アルマを強制的に床に這いつくばらせてしまうほどだった。それを見た、いや見てしまった莉央を含めた参加者達は呆気に取られた。ヴィクトルは鬼気迫る表情のまま息を切らし、わなわなと震えながらも口を開いた。

「貴様っ……こちらがどれだけ心配していたのにも関わらず、何だそのあっけらかんとした様子は……!? 返せ……僕の要らぬ不安を丸ごと返せ……!!」

「痛っちちちち……」


アルマは手刀を食らった頭をさすりながらゆっくりと起き上がった。


「いきなり何すんだよ!?」


アルマが叫ぶがヴィクトルは無視し、彼を下から上まで観察する。


「……損傷は問題ないんだな?」

「へっ?」

「戦えるのかって聞いてるんだ!」


苛立っている様子のヴィクトルを見て、アルマは緊張しながらも肯定の頷きを返した。


「……ならいい」


そう言いながらヴィクトルはアルマの肩に手を置く。


「無事で何よりだ」

「心配かけたな」

「……ところで、そいつは?」


ヴィクトルは莉央を怪訝そうに見る。


「ああ! こいつはオレの命の恩人だ!」


アルマから紹介された莉央は、真顔で頭を下げる。


「……どーも」

「あ、ああ……こちらこそ」


ヴィクトルもお辞儀を返した。しかしここで互いにこんな疑念が生まれる。


(どこかで見たことあるような……)


疑念を晴らすため、ヴィクトルは行動に出る。


「……失礼。自分こういう者だ」


ヴィクトルは人差し指を真下に降り、モニターを出現させた。モニターにはヴィクトルの個人情報が映っている。その情報を見た莉央ははっとなった。


(思い出した……こいつ軍警の……!)


ここに来て莉央はヴィクトルの存在を思い出す。


(副官にして特別な警察称号を持つサイボーグ……確か名前は、ヴィクトル……!)

「失礼ながらそちらも情報開示を頼む」

「……」


ヴィクトルに聞こえないように莉央は舌打ちをした。重い口を開けようとした、その時だった。


「アルマッ!!」


ヴィクトルが走って来た方向から、聞き覚えのある声が上がった。振り返ると、ハーツが驚愕の表情で立っていた。


「ハーツ!!」


ヴィクトル同様、久々に会えた感動がアルマに湧き上がった。ハーツはアルマに駆け寄る。


「無事だったんだな……良かった……!!」

「悪い! 心配かけたな!」


いつも通りのアルマにハーツはほっとした。


「怪我とかは大丈夫なのかっ?」

「それは問題なし! こいつが助けてくれたんだ!」


アルマはハーツにも莉央を紹介する。ハーツに向かって莉央が頭を下げたため、ハーツもお辞儀を返した。


「ハーツさん!」


そこへ、祐介達探偵事務所組がやって来た。


「急にどうしたんですか? 走りだして」

「ああ、すまない! 話してた仲間が見つかってな。紹介するよ。こいつがアルマ。オレの友人だ。で、アルマは初めてだったな? 祐介、健次郎、純香。職場の先輩方」

「よろしく!」


初めて姿を見るアルマに対して、三人は各々反応する。


「あら……悪くないわね?」

「くっ……やはりハーツの友人とあって良い顔だ……!」

「お二人共、何考えてるか知らないですけど狙ったりとかは駄目ですからね? と……そちらの方は?」


祐介が莉央に視線を向ける。


「ああ、アルマの命の恩人らしい」


莉央の姿を確認した三人は、ふと疑惑が湧き出してきた。


(あれ……こんな夏場にモッズコート?)

(いや待て……黒縁眼鏡とあの背中のケースって……)

(えっ……まさか……!?)


三人はお互いの顔を見合わせて息を飲んだ。


「ハーツさん! ヴィクトルさん!」


祐介は小声でハーツとヴィクトルを呼び寄せ、二人に向かって耳打ちをした。


「……何っ!?」

「……やはりそうか……!」


確信を得たヴィクトルは行動に出た。


「すまん。ちょっとこいつ借りていいか?」


そう言いながらヴィクトルはアルマの首根っこを持ち上げた。


「へっ?」

「……別にいいけど」

「感謝する」


ヴィクトルはアルマを持ち上げながら、ハーツ達を引き連れて莉央のいる場所から遠く離れた部屋の片隅に移動した。幸いかあまり人が集まっていない。その事実を確認したヴィクトルは、アルマを静かに下ろした。


「どうしたんだよヴィク? オレに何…」


アルマが疑問を投げかけようとした時だった。

何故か本日二度目となる垂直手刀がアルマの頭に必中した。


「〜っ!?」


あまりの痛さにアルマはうずくまった。再び鬼気迫る表情を浮かべたヴィクトルは、若干焦った風にこう言いだした。


「貴様!! 何故殺し屋と一緒にいるっ!?」

「ああっ……!?」

「貴様のそばにいたあの男はなっ!! ブラックリスト掲載の危険人物、殺し屋ブルーローズだぞ!?」

「こ、殺し屋……!?」


ぴんと来ていない様子のアルマを見て、ハーツが小声で確認する。

「殺し屋ってどんなものなのかは知ってるか……?」

「殺し屋ってあれだよなっ? 殺す仕事をやる人のことだよなっ? 前にコージがそれのドラマを見て熱く語ってたぞ?」

「その殺し屋だ!」

「え……えええっ!? リオが殺し屋っ!?」


アルマの驚く反応を見て、ヴィクトルは確信した。


「貴様、知らなかったのか!? 何か怪しいことされた覚えはないのか!?」

「何かって言われてもよお、いたって普通の人だったし……あ、オレに拳銃向けて脅しはしたけど」


最後のその一言でアルマ以外の一同は頭を抱えた。


「えっ? 何っ?」

「明らかに本性出してるじゃない……」

「アルマさん……拳銃向けられた時点で少しは疑問に思いましょうよ……」

「だ、だって空撃ちだったし! おもちゃだったのかなーって!」


顔を真っ青にしながらも、ヴィクトルはアルマにずいっと顔を近づけた。


「とにかく!! 悪いことは言わん!! どんな事情があるかは知らんが奴とは今すぐ手を切れ!! これは貴様の保身のためだ!!」

「は、はあっ!? んなことできっかよ!! リオはオレの命の恩人なんだ!! ここまで来れたのもあいつのおかげなんだよ!!」


すると、ヴィクトルはアルマを壁に追い込み、激しく壁に拳を突き出した。アルマの顔すれすれで壁の一部が壊れた。


「貴様、本当に知らないようだな……!! あの男がどれほどの危険人物か……!!」

「ヴィ、ヴィクトルさんっ! その辺で!」


慌てて祐介がヴィクトルを宥める。


「あ、あのですねアルマさん! あの人はブルーローズと言って、軍警でも手に負えない凄腕の殺し屋なんです! 噂では裏社会の人間数百人をたった一人で殺したとかなんとか!」

「マジか!? あいつそんなに強いのか!」

「ですから、初対面の僕が言うのもあれですが、近づいたら極めて危険な人なんです! 接触しないことを強くおすすめします!」


祐介が必死に弁解するも、アルマはどうにも納得できずにいた。


「ん〜……そうは言うけどよお〜……あいつがいなきゃ今頃どうなってたかわからないし、ちょっと性格はあれだけど良い奴っぽいけどなあ〜」


そんなアルマを見てハーツが呆れる。


「あのな……殺し屋って時点で良い人の可能性は低いぞ……?」

「ハーツに同感だぜ……」

「右に同じく……」

「と、とにかく! 殺し屋だろーが何だろーが、オレはリオのことは良い奴だって信じてるかんな! だから手は切らねえ!」


そう結論づけたアルマはヴィクトルを振り切って莉央の元へ戻った。


「あっ、おい!!」

「あんたの友人、お人好しすぎないっ?」

「すまない……そういうところがあって……」


若干むくれながら帰ってきたアルマに、莉央は首を傾げた。


「どうした?」

「別に。お前の悪口言われてムカついただけ」


すると、部屋中に流れていたBGMが、いきなりアップテンポなロックに変わった。

「さあーっ! いよいよ第十回! グランドールオブデュエル予選が開催されるゼー!」


部屋の中心にあるステージにスポットライトが当てられる。ステージ上には、鉄仮面をかぶった三頭身のマスコットが立っていた。


「司会進行は毎度お馴染み! MCロボットのピッケルがお送りするゼー!」


部屋にいた参加者達が一斉に歓声を上げ、ボルテージが一気に上昇する。その熱意に初参加であるアルマ、ハーツ、探偵事務所の三名は飲み込まれそうになった。


「す、すごい熱意ですね……僕、参加しなくてよかったかも……」


観戦参加の祐介はほっと胸を撫で下ろす。


「だろーな。参加しても祐介多分即死だな」

「そこまで言わなくても……」

「予選ルールはいたってシンプル! 三回戦って二回勝てば本戦進出! 本戦に出場できるのは三十名! 果たして優勝は誰の手に渡るかー!? さあ間もなく予選一回目の振り分け抽選が完了するゼー!」


すると、ステージ頭上にあるデジタルサイネージに、出場者の組み合わせが表示された。


「あっ、出ましたね!」

「どんな奴だろーがかかってこいってんだ!」

「えっと……オレの相手は……」


ハーツは自分の名前を探す。サイネージ右部分にその名前はあった。


「あった! 相手の名前は……」


ハーツの対戦相手は、REXと表記されていた。


「レクス……?」

「ラテン語で王様という意味ですね。どんな人なんでしょう……?」

「オレの名前はーっと……」


アルマはサイネージを端からしっかりと見る。


「おっ、あった! えっと相手は……」


アルマの対戦相手は、と表記されていた。


「どうしま、てつこころ……?」

「お前、誰と当たった?」


既に自分の対戦相手を確認した莉央が話しかけてきた。


「どうしまてつこころ、だって!」

「あ? 何だその変な名前?」


莉央はアルマの相手を確認する。


「んなっ……!?」


その名前を見て莉央はぎょっと驚く。


「……お前、出会った時といい今回といい、つくづく運ねえな……」

「へ?」

「……堂島鉄心どうじまてっしん。前回大会準優勝、過去二回優勝経験のある、GoD常連選手の一人だ。初参加でこいつに当たった奴は、九十九パーセントの確率で死ぬぞ」

「し、死ぬ……!?」


そのワードにアルマは硬直した。


「俺も過去大会の映像を見ただけだが、あれはもう人間離れしてやがった。機械人じゃなきゃおかしいレベルだ」

「そ、そんなに強いのか……!!」

「残念だったな。まあ骨くらいは拾っといてやるよ」


莉央のその態度からして、明らかに自分は負け確定だと見放されている。そのことにアルマはカチンときた。

「ま、待てよ! まだやってもねーのに、いきなり負けなんておかしいだろ!? やってみなきゃわからねーじゃんか!」

「……だから、初挑戦で挑んだら九十九パーセント死ぬって…」

「じゃあ残り一パーセントに賭ける!」

「!」


莉央は目を丸くした。


「百パーセント死ぬってわけじゃねーんだろ? だったらまだ勝つ可能性はある! オレはその一パーセントに全部賭けてやる!」


アルマの堂々とした宣言に、莉央は頭を抱えて顔を真っ青にした。


「……お前マジの自殺願望者だったのかよ」

「え?」

「……もういい。頭痛くなってきた。自殺したいなら好きにしろ」


莉央は舌打ちしながらどこかへ去っていった。


「ああっ、どこに行くんだよ!?」


アルマが追いかけようとしたが、遮るようにアナウンスが聞こえた。


「さあ、まもなく予選一回目、開始だゼーッ!!」


部屋中が野太い歓声で溢れかえる。

まさに今、戦いが始まろうとしていた。

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