第670話 〈サトミ〉の男なんだ
〈サトミ〉は満面の笑みで、おっぱいをプルプルと弾(はず)ませている。
そして僕の手を引いて、浴室へ連れて行ってくれた。
あれ、順番はこれで合っているのか。
僕がソファーで寛(くつろ)ぐのを、すっ飛ばしているじゃないか。
そのために、お茶を入れていたんだろう。
僕は納得が出来ないままお風呂へ入ったけれど、〈サトミ〉に身体を洗われて、〈サトミ〉の身体を洗ってあげた。
直ぐ前に真っ裸でプリプリした〈サトミ〉がいるのだから、寛いでいる場合じゃないんだよ。
「いやぁ、〈ターさま〉、お風呂でそんなとこ触らないでよ」
「これは洗っているんだよ」
「んん、違うもん。お顔がエッチになっているよ」
どんな顔なんだ。
寝室に置かれている買ってあげた鏡台で、一度自分でも見てみたいな。
お風呂から上がって、ソファーで寛ぐと言うより、イチャイチャをしている。
今度こそ〈サトミ〉は、お茶を入れてくれた。
でも服は着ていない。
ローライズで、すっごく小さなバタフライ形のピンク色のショーツ一枚だ。
「〈サトミ〉、寝巻は着ないのか」
「んっんっ、どうせこの後直ぐ、〈ターさま〉が脱がすでしょう。暖炉を暖かくしているから平気だよ」
はあー、そう言う問題なのかな。
少しどうかと思ってしまう。
ただ、ソファーに座りキスをして、おっぱいをモミモミしていると、どうでも良くなっていくな。
それに輪をかけて、お尻にはヒモしかない。
モロで触り放題なんだ。
少しでもズレると、丸いものが見えてしまいそうだよ。
「〈サトミ〉、前も凄いけど、お尻はそれ以上なんだな」
「いゃん、恥ずかしいから言わないでよ」
〈サトミ〉は頬を赤く染めて、恥ずかしがっているけど、今そうなるんだ。
下着一枚になっているのは、あまり恥かしくはなかったんだな。
まだまだ僕は、〈サトミ〉のことを理解していないな。
寝室まで〈サトミ〉を運んで、もっと〈サトミ〉を理解することにしよう。
〈サトミ〉の鏡台を借りて、僕の顔を見ると、情ないほどいやらしい顔をしていたんだ。
一瞬寝室に痴漢が潜(ひそ)んでいると、警戒してしまったぐらいだ。
なんじゃコイツは、あははっ、僕だ。
でも、悲しいほどのスケベ面に、強い親近感を抱いてしまった。
人間って、そう言うものだろう。
それで良いと思わないか。
欲望に忠実になるべきなんだ。
〈サトミ〉は僕の妻なんだから、僕のいやらしい内面を見せても構わないと思う。
「いやぁ、〈ターさま〉、〈サトミ〉の変なところを鏡に映さないでよ」
おぉ、僕のいやらしい顔と一緒に、〈サトミ〉のいやらしい部分も鏡は映してくれているぞ。
ナイスだ、鏡さん。
高い買い物だったが、こう言う使い方をすれば直ぐに元が取れるぞ。
ただ、もう我慢が出来なかったから、〈サトミ〉にガバッと覆いかぶさったため、鏡さんの出番はここまでだ。
〈サトミ〉はもう痛くはないようで、かなり甘い声を上げてくれた。
ここからが、〈サトミ〉を理解して解(ほぐ)す本番だ。
ギヤを一段上げて立ちこぎで行こう。
「いゃあ、〈ターさま〉、激しいよ。〈サトミ〉が壊れちゃう」
ことが終わってピロートークで、〈サトミ〉に学園のことを聞いたら、「順調だと思う」と言っていた。
小さな子供の相手は苦にならないらしくて、「〈ターさま〉のお相手はさっきみたいに大変だけど、子供達の相手はそんなに大変じゃないよ」と言っていた。
「えっ、僕の相手は大変なのか」
「そうなんだ。〈サトミ〉の心と身体は、〈ターさま〉にされて大変なことになっちゃったの。デロデロでヒィヒィって、感じなんだ」
「ん、それはどう言うことなんだ」
「〈サトミ〉は何回も〈ターさま〉にされて、もう身体も心も〈ターさま〉の女にされたんだよ」
「〈サトミ〉は僕の女なのか」
「そうだよ。〈ターさま〉は〈サトミ〉の男なんだ。だから、〈サトミ〉の胸をもっと触ってよ」
〈サトミ〉の言うことは良くは分からないな。
たぶん、妻と夫の関係より、より深い動物的な関係になったと言いたいのだろう。
それじゃ、僕は本能の命じるままに、〈サトミ〉のおっぱいを揉もう。
〈サトミ〉は僕の女なんだから、このおっぱいは僕のものだ。
ただ、〈サトミ〉。
僕のあそこを、手でスリスリするのは止めてくれ。
〈サトミ〉のものかも知れないが、これじゃ寝れないよ。
〈王国御前会議〉がまた開催されるので、僕は船上にいる。
まだ一緒に旅行したことがない〈サトミ〉が今回の同伴者だ。
それに〈マサィレ〉も、王都にいる息子へ会いに行くため同乗している。
元奥さんはアレだけど、子供には会いたいのだろう。
子供へのお土産に、果物を沢山持たせてあげたいと思う。
〈サトミ〉一人だけなので、船上で最後まで出来ると期待していたが、期待は今回も裏切られてしまった。
船の上でいたすと縁起(えんぎ)が悪いっていう、言い伝えでもあるのかと勘ぐってしまうな。
「〈ターさま〉、ほらズボンとパンツを脱いでよ」
「おっ、するのか」
「ううん、しないよ。〈マサィレ〉さんが隣の部屋で寝ているのに、声を聴かせるのは気の毒だと思うよ」
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