第425話 素敵に揺れている

 「んんう、〈タロ〉様。今は、お尻を叩くのですよ。触るのでは、ないですわ」


 〈アコ〉がジタバタし出したので、背中を左手で押さえて、動けないようにしてあげた。

 〈アコ〉は、必ずしも押さえて欲しいとは、思ってはいないらしい。

  ただ、動いたらお尻が触り難いんだ。これも罰のうちなんだと、諦めろよ。

 


 「僕は触る方が、好きなんだ」


 「ちょっと、〈タロ〉様。んんん、もう止めてください」


 〈アコ〉は起き上がれないので、僕の手から逃れるため、お尻を左右に振り出した。

 お尻が、ブルンブルンと揺れているぞ。絶景だな。


 「〈アコ〉のお尻が、素敵に揺れている。素晴らしいな」


 「うぅん、〈タロ〉様。止めてて言ったのに。私の自由を奪って触るなんて、やり過ぎですわ」


 〈アコ〉は、少し怒った声で文句を言ってきた。

 でも、〈アコ〉のお尻を触るのが、気持ち良く過ぎて止まれない。


 そうしていると、〈アコ〉がゴソゴソし出した。

 信じられない事だけど、手で僕のあそこの根元を握ったんだ。

 そして、自分のおっぱいに、グニュグニュと擦(こす)りつけてきたんだ。


 すごい勢いで、僕の精髄に快感が走り抜ける。直(ただ)ちに爆発しそうだ。

 何て危険なことをするんだ。何て嬉しいことをするんだ。

 〈アコ〉は、何て危険な女なんだろう。〈アコ〉は、何て素晴らしい女なんだろう。


 「うっ、〈アコ〉。それはダメだよ。女の子が、自分からやっちゃいけない事だと思う」


 「ふふふ、私はもう女の子ではありませんわ。それに、お披露目もして頂いておりますので、準夫人ですのよ。これは私の奥の手ですわ」


 「あぁっ、奥の手ってなんだよ。もう止めて、もたないよ」


 「それでは、私を解放すれば良いことです。奥の手は、すごいでしょう」


 「うぅ、奥の手のすごさは、堪(たま)らなく分かりました。もう危ないから、これ以上擦らないでね」


 僕は〈アコ〉の背中から、手を離した。


 「ふぅ、やっと自由になりましたわ。下着を半分脱いでいるのに、危ないところでした」


 〈アコ〉は、舌をペロッと舐めて、僕の目の前立っている。

 下着は上げているが、スカートはまだ履(は)いていない。


 これは、唇に熱いヤツを、ぶちかませと言うサインだな。

 〈アコ〉も、ちょっと興奮しているのかも知れないな。


 僕は〈アコ〉を激しく抱き寄せて、唇にむしゃ振りついた。


 「ふふふ、〈タロ〉様は、激しく私を抱きしめるのですね。キスも情熱的ですわ」


 「嫌なの。でも、〈アコ〉が、いなくなるなんて、思いもしなかったんだよ。だから離したくないんだよ」


 「あぁ、心配をおかけしたんですね。でも、二度と〈タロ〉様から、離れるようなことはしませんわ」


 〈アコ〉が潤んだ目で、僕を見てきたので、再度キスをした。

 今日はお尻の日だから、お尻を触ることにしよう。


 ショーツを、急いで上げたせいだろう。

 ショーツが割れ目に偏(かたよ)って、尻っぺたが、むき出しになっている。

 ちょうど良い。両手でグミグミ揉んでやれ。


 「んんっ、〈タロ〉様、服を着るのを忘れていましたわ。これで、罰はもう終わりでしょう。また今度です」

 また今度って、どういう意味だ。また罰を受けたいのか。


 〈アコ〉は、スカートを履くと、「〈タロ〉様、こんなの罰になりませんわ」と笑いながら、部屋を出ていった。

 そう言われてもな。




 「〈タロ〉様、罰を受けに来ました。存分に私のお尻を叩いてください」


 〈クルス〉が、神妙な顔をして、僕の部屋に入って来た。


 「〈クルス〉、お尻を叩くのは止めないか。罰なんか必要ないよ」


 「〈タロ〉様、そうはいきません。ちゃんと私に、罰を与えてください」


 〈クルス〉が、ムッとした顔になって、僕へ苦情みたいに言ってきたぞ。

 まるで、僕が悪いみたいじゃないか。


 「分かったよ。それじゃ僕の膝に被さってくれ」


 〈クルス〉は、僕の太ももの上に、うつ伏せになって被さって来た。

 でも服は着たままだ。


 「〈タロ〉様、この体勢で良いですか」


 「そうだな、もう少し僕の左の方へ動いてくれないか」


 〈クルス〉は、被さったまま、少し左の方へずれて行く。

 おっぱいが、僕の右の太ももから、左の太ももへ動いて行く。

 プルンプルンとした、感触が伝わってくるぞ。


 「〈タロ〉様、この位で良いですか」


 「うん。その位で良いよ」


 「〈タロ〉様、どうぞ思い切り捲(めく)ってください」


 「捲るって」


 「はぁ、捲らないと、お尻が叩けないでしょう。それに〈タロ〉様は、捲るのがお好きのはずです。私は知っていますよ」


 そのとおりでは、あるけど。そんなにドヤ顔で言われてもな。

 それは、捲らせて貰いますけど。


 僕は、まず〈クルス〉のスカートを捲った。


 〈クルス〉は、白色のショーツを履いている。普通ではあるけど、これで良いと思う。

 清楚な〈クルス〉に似合っている色だ。


 そして、次はショーツの番だ。

 グズグズしててもしょうがないので、僕は一気にショーツをずり下げた。太ももまでだ。


 「いゃー、〈タロ〉様。そんなに脱がさないでください。恥ずかし過ぎます」


 「でも〈クルス〉、こうしないとお尻がむき出しにならないよ」

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