第371話 チャンス到来

 やったー。脱いでくれるのか。思い切り揉めるぞ。グニュグニュにしてやろう。


 〈アコ〉は、部屋着の上を脱いでいく。

 徐々に、白いスリップが露(あら)わになってくる様子が、とてもセクシーで堪らない。

 レースに縁取られて、高級感がある下着だ。

 胸元は大きく開いているし、肩の部分はヒモ状になっている。


 この下着は、セクシーランジェリーか、スリップのどちらなんだろう。

 僕の持っている知識では判別しようがない。

 僕にハッキリと分かることは、メロンおっぱいが、その三分の一をむき出しにしているってことだ。

 このことが、他を圧して重要である。


 「〈タロ〉様、そんなに見ないでください」


 〈アコ〉は、もう首筋まで真っ赤になっている。


 「すごく綺麗だよ」


 僕はこう言ったけど、何を綺麗と言ったのだろう。

 三分の一見えている、おっぱいのことなんだろう。僕は今、そこしか見ていないからな。


 「もう、〈タロ〉様は」


 〈アコ〉は、少し躊躇(ちゅうちょ)した後、続けてスリップも脱ぎ出した。

 僕の期待に満ちた熱い視線に、負けたのかも知れない。


 それとも、穴の開くほど凝視されて、おっぱいに穴が出来るのを、真剣に心配したんだろう。

 穴が開くことはないけれど、僕の視線でおっぱいは熱くなっていたと思う。

 だって、〈アコ〉は全身真っ赤にしていて、おっぱいをフルフルと揺らしているんだよ。


 〈アコ〉は、おっぱいを手で隠しながら、脱いでいる。

 でも、大き過ぎるから、とてもじゃないが隠しきれていない。

 いくら手ブラで隠しても、真ん中以外は殆ど見えている。

 乳房の間に出来ている、谷間の線がやらし過ぎるぞ。あそこに、ブスッと手を突っ込みたい。


 〈アコ〉は、スリップをストンと下に落として、上半身は裸になった。

 両手をクロスしておっぱいを隠そうとしている。ただ、隠せているのは先っちょだけだ。


 「〈タロ〉様、やっぱり恥ずかしいですわ。手はこのままで良いでしょう」


 〈アコ〉は、僕の顔を切なげに見詰めて、少し震えているように見えた。

 僕は、堪らなくなって、〈アコ〉をギュッと抱きしめてあげる。

 そして、耳元でこう囁いた。


 「〈アコ〉が、僕のために胸を見せてくれたのが、すごく嬉しいよ」


 「あぁ、〈タロ〉様。嬉しいのですか」


 「そうだよ。心が震えるほど嬉しいな」


 あそこは、はち切れそうで苦しいぐらいだ。それに、興奮して僕の身体も震えている感じだ。

 僕は〈アコ〉を抱きしめながら、キスをした。唇にむしゃぶりつく、衝動に任せたようなキスだ。


 〈アコ〉も、「〈タロ〉様、もっと」って甘い声を出しながら、僕の唇にむしゃぶりついてきた。 

 〈アコ〉は、キスに夢中になっているようだ。そして、僕の身体に強くしがみ付いてくる。

 そうすると、〈アコ〉のおっぱいを守っているのは何もない。


 しめしめ、だな。チャンス到来だ。

 僕と〈アコ〉の間で、潰されているおっぱいに、手を伸ばして触った。

 当たり前だけど、生おっぱいだ。おっぱいのとろけるような手触りに、心が弾む。

 僕の手に、おっぱいが吸い付いてくるようだ。タプタプと揺れているよ。


 〈アコ〉は「んんっ」って声を出したけど、僕はキスを止めない。

 そして、両手でメロンおっぱいを、下の方から順に上の方まで揉んでみた。

 〈アコ〉のおっぱいは巨大だから、一度では揉めないんだ。

 何回にも分けて揉まないと、全部を揉めない。とっても、おっきいんだよ。


 「ううっ、〈タロ〉様、そんなに揉んじゃイヤです」


 「もう少し」


 おっぱいを見るため、身体を離そうとしたら、〈アコ〉がしがみ付いて離れない。

 まだ、僕に見られるのことに抵抗があるようだ。もう慣れろよ。


 しょうがないので、僕の胸に押し付けられた、おっぱいを何とか揉んでみる。

 そうすると、〈アコ〉の先ちょが僕の胸に当たってきた。おっぱいを揉むたびにだ。

 ここは、おっぱいの大きさに比較したら、相当小さいと思う。


 でも、何だか少しずつ存在感を増してきたな。硬くなって、立ってきたってことだろう。

 〈アコ〉は両手で、自分の口を押さえた。

 それでも、「はぁん」って小さな声が漏れ出している。 

 先っちょが、何回か僕の胸を擦(こす)り、「はぁん」って声が続いた後、〈アコ〉が僕の手を掴んできた。


 「いゃっ、〈タロ〉様、もうダメですわ。んん、今日はこれで我慢してください」


 〈アコ〉の顔が必死に見えたので、手を止めた。


 「もうダメなの」


 「ダメですわ。私は〈タロ〉様のために脱いだのですよ。〈タロ〉様も私のために我慢してください」

 

 うーん、辛いな。あそこがギンギンで、気持ちが悪いくらいに、硬いよ。


 「はぁ」


 「そんな顔をしないで下さいよ。次も触らせてあげますから。それに、もうお昼ですわ。お弁当を食べましょうよ」


 僕はそれでも、諦め切れずに〈アコ〉に抱き着いていた。

 〈アコ〉は、僕の背中をさすりながら、慈愛に満ちた顔で微笑んでいる。


 えーっと、これはアレだな。何かがおかしい。

 癇癪(かんしゃく)を起して、愚図(ぐず)ついた子供に、言い聞かせている感じだ。

 〈アコ〉の方が、一枚上手なんだろうか。それとも、〈アコ〉の方がより愛情が深いんだろうか。

 たぶん、〈アコ〉の方が、僕より精神年齢が高いのだろうな。

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