第61話チャリティーコンサート開幕

そして3日間の、オフィスpeaceの

チャリティーコンサートが幕を上げた。

〇〇ドームに、満員のお客様が、訪れた。

peaceも、久しぶりのコンサートに、燃えて

いた。

3日目の最終日には、ヒューチャーが登場

する。

そこで、恭介の飛び入り参加が有り、奇跡の

ステージになった。

3人が、歌い終えると客席が、ざわつき出した。

ファンの人達が、少し距離を空けると

タオルを持って、号泣している未来の姿。

桜庭男子達は


(又、やっちまったな!)


手で、あっちに行けとする桜庭男子達。

だが未来は、ステージに上がろうとして又

警備員に捕まる。

思わず恭介が


「あっ、その人は僕の妻で、この2人の親

何で、離してあげてください」


すると、会場から


「未来ちゃ~ん!」


の声援が、起こる。


(どうなってんだ?)


未来は、ステージで手を振る。

さっき迄、泣いてたのに満面の、笑顔だった。

その笑顔を見ると


(まぁいいか!)


と、目を合わせて、笑う桜庭男子達。

そこにpeaceのメンバーが、出て来る。


「きゃ~」


「きゃ~」


「今日のみなさんは、ラッキーですね!生の

桜庭ファミリーが、見れて!」


「本当に、なかなか無いですよ!」


「まぁ、もう少しで警備員に、捕まりそうに

なってましたけどね!」


「ハハハハ」


会場のファンも、笑っている、当の本人も

笑っている。

楽しい最終日と、なった。

楽屋で


「未来ちゃんは、毎回やるね~」


「どうして、普通に入って来なかったの?」


「だって!恭介さんが怒るから、前に入って

来たら、入れないファンの人も居るのにって

怒られたから、こっそりと、あっ、でも

募金はちゃんとしましたよ!」


「当たり前だろ!何回あの警備員に捕まる気

だよ!ファンの人達が、ひく程泣くし!」


「だって~恭介さんが、来夢と斗夢と一緒に

ステージに立つなんて、聞いて無いし、もう

嬉しくて、嬉しくて、あ~このタオル~」


「どうした?」


「隣の人が、貸してくれたのを、持って

来ちゃった!」


(あ~あ~)


その場に居た、全員が思った。

恭介は


「未来、この前の時に反省文を書いたよな?

今日は、その倍は書いて貰うからな!」


「え~!」


「え~!じゃ無い!」


「は~い」


3日間の、チャリティーコンサートは

大盛況だった。


「未来ちゃん、この集まった募金は、何に

使うの?」


「まずは、保育園の増園と、後は道路の整備

とか、色々ですね!ただ、何処迄、使えるの

かとか、ちゃんと調べとかないと、後々

困るので」


「そうだね!ちゃんと、しとかないとね!」


「はい!で、その細かい所が分かったら

裕平さんがオフィスpeaceの名前で、直接

寄付して貰えますか?」


「そうか~未来ちゃんだと、大変だよね?

うん、分かったよ!」


「裕平さん、蒼一さん、里志さん、芳樹さん

恭介さん本当に、ありがとうございます!」


「いいよ!こっちも、楽しませて貰ったよ!これから、毎年するからね!」


「本当ですか?ありがとうございます!」


未来は、みんなにチェックして貰った

道路の不具合等を、国土交通省に持って

行った。

みんなが、細かくチェックしてくれているので、大助かりだった。

何時も、支えてくれる、みんなに何か恩返しが、したかった。

未来は又、動き出した。

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