第57話未来のお願い

2日間、本当に涙の2日間だった。

テレビを見終わった未来は


「恭介さん、お願いが有るの」


「どうした?何?」


「私は今、党員も増えて議会で頑張っている

けど、何をするにも時間が掛かるの!1年に

1度で、いいからオフィスpeaceの所属

メンバーで、チャリティーコンサートを

して欲しいの!それを寄付するの、駄目

かな?」


「まぁ、裕平が社長だから、メンバー共

相談するよ!」


「ありがとう!」


「さぁ、来夢と斗夢が帰って来るぞ、ちゃんと迎えてやらないと!」


「うん!」


「ただいま」


「お帰りなさい、お疲れ様」


「お疲れ~お~腫れてるな?ママの目と

一緒だな!よく頑張ったな!今日は

ゆっくり休めよ」


「パパ、ありがとう!ママ、ありがとう!

僕達は幸せだなって、本当に思うよ!」


「いい事だ!何をしても、必ず1つは何かを

学べ!」


「はい!」


そして、2人は直ぐに眠りについた。


「未来、俺オフィスに行って、みんなに

言ってみるわ」


「ありがとう、気を付けてね」


「あいよ~」


未来も事務所に行った。

谷脇を初めとする議員達、事務所のスタッフ

みんなが、24時間テレビを見ていて


「先生、頑張りましょう!私達の手で変えて

行きましょう!」


みんなの心を、動かしていた。


「そうね、頑張りましょう!みんな力を

貸してね!」


「はい!何なりと、おっしゃってください!」


「じゃあ、普段歩いてる 道で、盲目の人や

車椅子の人、そして横断歩道は子供達や

老人の方、そんな方達の目線で、気になる

所を、チェックして行って欲しいの!それ

以外にも、何でも言って!私だけだと

偏ったり、見落としが有るから、お願いね!」


「はい!」


その日から、みんなのチェックの入った

地図が未来の、デスクに置かれて行く。

一方、恭介は


「おはよ~」


「お~おはよ~恭介、来夢と斗夢は?」


「もう寝てるよ」


「あの2人は、凄いな!ファンだけじゃ無くて、共演者からも絶賛だぞ!大したもんだよ

さすが、桜庭チルドレンだな!」


「何を言ってんだよ!それより、みんな

未来から相談が、有るんだよ!」


みんな、恭介から遠ざかって行く。


「お~い、逃げれないぞ!はい、集合!」


みんな、集まって来た。


「未来ちゃんの相談て、恭介、未来ちゃんの

場合は相談て言った時点で、もう確定に

なってるんだよ!」


「うん、それは分かる、でも一応、頼まれたから!」


「で、何なの?」


「年に1度、オフィスpeace所属のメンバーで、チャリティーコンサートを、して欲しいって、そして、それを寄付して欲しいってさ」


「う~ん、それは、いいんじゃ無いか?

みんな売れてるし、イメージアップにも

なって、人の役にも立てるっていう事は

本当は、俺達がもっと、早くにするべき事

だったんじゃ無いか?」


「恭介、それはいいよ!やろう!」


「その年に1度だけ、俺達peaceも、復活

しようぜ!」


「おっ!いいね~それは!」


「燃えるね~やろうぜ!」


「みんな、ありがとう!」


「何を言ってんだよ!こっちが未来ちゃんに

ありがとうだよ!」


「ハハハハ」


「ハハハハ」

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