第36話ヒューチャーのマネージャーと初対面

翌朝


「おはよう」


今日は、やけに元気な未来の姿が有った。


「未来、おはよう朝から何をしてるの?」


「オフィスに行くから、peaceの皆さんに

差し入れを作ってます、来夢と斗夢が

お世話になってますもんね」


「そうなの?ありがとう!」


「ママ、パパおはようございます」


来夢と斗夢も、起きて来た。

朝食を済ませて、オフィスに向かう。


「おはようございます!今日もよろしく

お願いします!」


礼儀正しく挨拶して入る、来夢と斗夢。


「おはよ~」


恭介が入る。


「おはようございます、何時も来夢と斗夢が

お世話になってます、これ作って来たんで

皆さんで召し上がって下さい」


しおらしい未来に、メンバーが


「未来ちゃん、おはよう」


「おはよう」


「ヒューチャーは、絶好調だね」


「今これ食べていいの?」


次々に言って来る。

未来は、どれに答えたらいいか迷った挙げ句


「一度に言わないで下さい、順番に言って

くれないと返事に困ります!」


「ハハハハ、出た出た何時もの未来ちゃんが!」


「何時もの?」


(しまった、やっちゃった!)


「いや~その、元気な未来ちゃんが出たって

事だよ!」


「そうですか?」


疑惑の眼差しの未来。


「じゃあ未来ちゃん、早速頂くね!」


「どうぞ」


「あっ!美味しい~」


「本当に美味しい~恭介は幸せ者だな!

こんな楽しくて美味しい料理が、毎日

食べれて。」


「おい!楽しいは余計だよ!」


と恭介、未来が聞いて居なくて、難を逃れた

peaceのメンバー。


「ふ~危ない!危ない!」


そして、ヒューチャーのマネージャーが

出社した来た。


「おはようございます」


「おはよう、丁度いいや紹介しとくから

この人がヒューチャーの、お母さんの

未来ちゃん、そして、こっちがヒューチャーのマネージャーの谷脇さん」


「初めまして、ヒューチャーのマネージャーの谷脇です」


「来夢と斗夢の母の未来です、貴方は

ヒューチャーより出社が遅いのは

おかしくありません?」


「私は社員なので、出社時間は決まって

おります、でも仕事に合わせて来る様に

しています」


「でも、ヒューチャーよりは早く来ないと

駄目ですね」


(ありゃ~初っぱなから、これかよ!)


全員が思った。


「申し訳ございません、以後、気を付け

ます」


「お願いします」


谷脇の大人の対応で、無事に終わった。


(やれ、やれ~)


「ところで、あなた何か趣味は?」


未来が言い出した。


「あの~趣味ですか?」


「そうです、趣味です」


(確か面接の時は、趣味は無いって言ってた

よな?ヤバイか?)


「趣味と言えるか、歴史が好きです」


(嘘~)


全員が思った。


「まぁ!歴史、それは素晴らしい趣味ですよ

ちなみに好きな武将等は、居ますか?」


「その物語を読む度に、どの武将にも

引かれますが、やはり織田信長ですね」


(言っちゃった!来るぞ~)


「あなたは素晴らしい、でもね織田信長

じゃ無いの」


「えっ?」


「織田信長様よ!分かった?」


「あっ、はい気を付けます」


「何だか気が合いそうね!来夢と斗夢を

よろしくね」


「はい!」


その場に居た、全員が思った。


(未来ちゃんの、ミニチュアだったのかよ!)


恭介は、もう言葉も出ない。

未来1人でも、大変なのにもう1人。


(嘘だろう~)


そして未来は帰る。

久しぶりに電車で、帰る事にした。

切符の買い方が、分からず駅員さんを呼ぶ。

そして、乗る電車を間違えたのか、どんどん

山が見えて来た。


(家の近くに、山何て有ったかしら?)


そして、又駅員さんに聞くと、電車を間違え

ていた。

未来が家に着く頃には、辺りは薄暗くなって

いた。

でも全然、気にしない未来だった。

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