第5話 幼馴染が可愛い女の子だった

 「レフェク、今日は村をお散歩しにいくわよ。」

  

 「あ〜〜〜い。」


 俺が転生してから11ヶ月、今日は、母と村をお散歩することになった。


 この2ヶ月で視力は、もうぼやけず普通に見えるようになったし、日常的に使う言葉も覚えることもできた。


 今までにも何度か、外に出たことは、あったけど目が見えなかったり、魔力切れ気味で寝てたりなどしててしっかりと外の様子を見たことがない。


 今日は朝起きてすぐに言われたため魔力は満タンだ。今日は、魔力操作の練習だけにしてこの村がどんな村なのかを見ることにしよう。


 「それじゃレフェク行くわよ。」

  

 と母はそう言って家のドアを開けた。


 「いやー、今日はいい天気だね。さて、まずはどこに行こうかなー。」


 と母が悩んでいると、


 「おはよう、アクア、レフェク。」


 と後ろから凛とした声で挨拶をされた。


 「あ、おはよう、ラー、ティアちゃん。」


 と母は、手を振りながら振り向いた。


 母よ元気なのはいいけど揺れるのでちょっと落ち着いて欲しい。と思いながらそちらを向くと・・とてつもなく可愛い赤ちゃんを抱えた子供がいた。



 ・・・は。まだ赤ちゃんでこんなに可愛いのか??いやむしろ赤ちゃんだから可愛いのか??くりっとした大きな薄紫の瞳、 ルビーのような鮮やかでサラサラな髪、将来絶対美人になるぞ。で、名前はたぶんティアかな?さっき母がちゃんつけしてたし、赤ちゃんに対して呼び捨てはしないだろうし、とりあえず鑑定しますか。



 ステータス

 フェリクス・ティア 女 生後10ヶ月


 職業:無し


 能力値

・筋力G

・魔力G


 魔法:身体強化


 スキル・武術の才能

    ・魔法の才能

    ・魔力操作


 称号・転生者の幼馴染



 何これ??武術と魔法の才能を持っていて、更に魔力操作ができるうえ、魔法:身体強化も使えるだと!!


 特に称号の「転生者の幼馴染」って何なんだよ?!?!か、鑑定さんよろしく!!


 称号・転生者の幼馴染

 転生システムが造られた時にノリで造られた称号。特に効果とか"は"無い。


 ふざけているなこれ、って俺が転生したのって転生システムのおかげだったの??確かに転生前変なアナウンスが聞こえたけどあれもこの転生システムのものだったのか。しかもノリってなんだよ、意味わからなすぎてほんと笑えるwwwしかも、効果が特に無いって酷す・・・あっ、やばくねこれ(汗)他の人が鑑定したら間接的に俺が転生者だってバレるんじゃね。


 どうにかして隠蔽しないと、どうしよう。


 「あうあう」


 っっっ!!やべ、可愛い。何この生き物。頑張って手を振っているのが可愛いすぎる。


 「ティアちゃんが手を振っているわよレフェク。ほら、レフェクも手振ってあげなきゃ。」


 確かに。それじゃ、


 ふりふり、ふりふり


 「きゃきゃきゃきゃ。」


 「あら、よかったねティア。レフェクくんも手振り替えしてくれたよ。」


 あ〜〜〜〜、もう可愛いすぎる。


 「あっ、そうだラーも一緒に散歩に行かない。せっかくだし、この子たちと一緒にいきましょう。」


 「ええ、いいわよ。ティアの離乳食の素材もそろそろなくなるところだったから。財布を取って来るから待ってて。」


 とラーという人はいい、うちの隣の家に入って行った。そう、うちの隣の家にだ。つまり、ティアちゃんとはお隣さんだったのだ。


 何それ嬉しすぎる。ティアの才能も凄いし今後一緒に特訓できるかもな。


 あーー、早く一緒に遊べるようになりたい絶対に楽しいのだろうなーー。


 そして、ラーがティアを抱えながら戻ってきて一緒に村のお散歩(お買い物?)に行くのであった。



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 皆さんこんばんは。minazukiです。

 更新するのが遅れてしまい申しわけございません。こっちでは、文化祭の準備があり忙しかなって少しずつしか書けなくて、一度はほぼ完成したのですが保存をし忘れデータが飛んで萎えてしまい今の今まで書き直しが終わりませんでした。

 こんな私ですが今後もどうか応援をよろしくお願いします。


レフェク:(てめだけ文化祭楽しんできたのか、ふざけるな〜〜〜(怒)ぶっ飛ばすぞごら〜〜)


 レフェク、本当にごめん。とても楽しかったです。それじゃ。


レフェク:(ふざけるな〜〜〜〜(涙))

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