BL ヘタレ攻めな不良くんと煽り受けな優等生くん

不良「」

優等生『』


本編

「だぁぁ!クッソ!めんどくせぇな」

『文句言わない。さ、次の問題行こ?」

「チッ……わあったよ」

『最初からそうしてれば可愛いのに』

「あぁ?何言ってやがんだ気持ちわりぃ。そんなんだからゲイだとか言われるんだよ」

『ふーん。僕ってゲイ疑惑出てるんだ』

「これだけ噂されててなんで気づいてねぇんだよ」

『ふふっ……僕と噂されるのは迷惑かい?』

「……俺ぁ元々一人で居ることが多いからな。大した問題はねぇよ」

『それは良かった。君に嫌われたらどうしようかと思ったよ』

「なんだそりゃ。お前マジでゲイじゃねぇだろうな」

『ちゃんと女の子も好きだよ』

「そうかよ。だったら今後は周りを勘違いさせるような言動はやめるんだな」

『まさか不良の君に言動を指摘されるとは思わなかったな』

「そろそろ帰るか」

『もういいのかい?』

「これだけやりゃあ先公も満足すんだろ」

『なら僕も帰るよ』

「……あのな、俺の話聞いてたか?放課後一緒に勉強して一緒に帰るとか、勘違いする輩が居るって言ってんだろうが!時間ずらせ!」

『君の方こそ僕の話を聞いていたのかい?僕は女の子[も]好きだよって言ったでしょ?時間はずらさないよ』

「……は?」

「おい!お前それどういう」


キス音


『さぁ、どういう意味でしょう』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る