エピソードS⑭

学校につくと俺達は部室に向かうことになった。

「休みのときなのに学校かぁー、まるで体育会系だー」

「街頭の募金活動や老人ホーム慰問も充分体力使うからあながち間違いじゃないんだよなぁ」


始と誠は口々に意見を言いながら部室棟の階段を登る。


「わっ!これなんですか?」


部室に入ったすみれと涼華は驚いていた。


そこにはジュースのペットボトルと紙コップ

あとは紙皿が準備してあった


「学祭頑張ってくれたし今日も祭りなのに部活にわざわざ参加してくれてるからたまには慰労の意味を込めて食事会だ、飯はあとから織田センが持ってくるよ。」


最後尾から入ってきた裕貴が二カッと笑いながら説明した。


実は俺と裕貴で朝から部室に来て準備して部活に参加していたのだ。


「先輩達!ありがとうございます。」

涼華は嬉しそうにお辞儀をした。


「たまには先輩らしく格好いいとこ見せなきゃって思ってな。」


裕貴は珍しポリポリと頬をかいて答えた。


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