エピソードS⑤

「何で呼び出しを食らったかわかるか?」


職員室につくなりショートカットにメガネ、パンツスーツ姿ののアラフォ…いや、大人の女性がこちらを向いてそう告げた。


思いあたるふしは…


エロ本買ったのばれたか?

昼休みに抜けて吉○家に牛丼買いにいったのばれたか?

成績は勉強しなくても中間位はとれてるから問題ないはずだし


「さぁ?先生の上手く行かなかったお見合いの愚痴ですか?」


織田先生…部活の顧問で中学のときに俺を勝手に部長まで引き上げた張本人で一応俺の読書の師匠


独身、しかもお見合いも結構数失敗しているらしい。


「そんなわけ無いだろ、本題だこっちに来い」


男2女2の中学生らしき人物がはいってきた。


「ほら、待望の新入部員だ!」


ドヤァと、していた。


「あんな勧誘でくるもんなんですね。」


俺は新入部員勧誘イベントの部活の紹介で盛大に転けた…その後何事もなかったかのように部活の説明を淡々とすると言う真面目なのか不真面目なのかわからない紹介をわざと行った。


『インパクトを与えたら誰か引っ掛かるんじゃないか?』


と前日に裕貴と話し合った結果『悪のり』だった


ちなみに新入生は、ドン引き同じ勧誘の他の部活の内部生は大爆笑であった。


「まぁ、勧誘イベントの件は置いといて中等部とはいえ後輩が、はいってきたんだしっかりしろよ」


うちの部活は『ボランティア部』である。

近所の清掃

募金活動

老人ホーム慰問etc…


内申点欲しさに入部する奴もいれば真面目な奴もいる。


…入る奴がいればなのだが


基本的に地味目立たないし、男子校だったので部員は俺と裕貴だけだった


裕貴は陸上部員との掛け持ちだったので部長は自然と俺、活動はするものの裕貴と二人なので終わったらさっさと遊びに行くお遊び部活みたいなものだった。


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