まとめ回 魔法とアイテムの解説その2

「じゃあ次はアイテムの解説だね。」

「よろしくお願いします。」

「アイテムの強さは基本的に作り手のMPに依存するんだ。作り手の作製スキルの習熟度と込める魔法の階級でアイテムの階級も決まる。」

「魔法って全部込められるんですか?」

「いや、込められるのは逸話級からだ、1〜7階級は込めることができない。」

「さらに言えば今まで話したのが通用するのは一般のプレイヤーが作った場合だ。元々ダンジョンにあった場合や特殊なスキルや装備を持っていると他とは一線を画す装備を作ることができる。」

「シータ様もその1人ですか?」

「そうだ、あいつは【ラグナロク】の鍛冶職の中で最高位のジョブについているからな。」

「武器にはレベルがありますけどそれって何で決まるんですか?」

「詳しくはわからないが込められた魔法とMPの量に比例して上がっているだろう。」

「戦争の時にギルマスとガンマ様がお使いになられた武器を教えてください。」

「まずガンマが使っていた「血啜甲」。あれはまず戦いが始まる前に相手を選択する、その相手をキルした数に比例して攻撃力と貫通力が上がっていくものだ。効果は最後のキルから1時間の間有効なんだ。」

「階級的には何に分類されるんですか?」

「「血啜甲」と次に説明する「誅戮刀」は両方とも幻想級に分類される。幻想級はプレイヤーが制作した武器のことをそう呼ぶ。弱くても強くてもプレイヤーが作ればその武器は幻想級に分類される。」

「ギルマスの武器教えてくれませんか?」

「「誅戮刀」は一回の戦闘で同じレベルの敵5人を倒すと自分を中心とした半径5キロにいる同じレベルの敵全てを即死させるものだこの武器は相手の種族とかが関係なくレベルのみが考慮されるものなんだ。」

「王国の時ってどれくらいの敵が死んだんですか?」

「達成した瞬間5万が死んだな。一レベルでも違ければ発動しないんだからな。アイテムに対しての質問は何かあるか?」

「特にありません。」

「よし、一応最後にこの世界の国について説明しよう。と言っても村長から聞いた話は皆にも説明してあるから帝国と王国の戦争の後のことを話そう。」

「よろしくお願いします。」

「まず帝国だが先の戦争で勢い付いて第二陣を従えながら今王国の3割を占拠している。特に六騎士と騎士団長が特に戦績が上がっているな。逆に王国側は平野での戦いで指揮系統が壊滅したのが原因で防戦もすることができず王都まで帰還した後王都を最終防衛ラインにして王国の最高戦力を王都に集結させているところだな。」

「ギルマスはどちらの国が勝つと思いますか?」

「王都の守りはなかなかの硬さだった。王国の最高戦力によって六騎士が倒されることがあれば王都の防衛には成功するだろう。そうなったとしてもだが領域の半分は占拠されることはほぼほぼ確定だろうと潜入させているやつから定期連絡として上がってきている。」

「ギルマスはこれからどうされるんですか?」

「とりあえず法国の内部を見てくる。まだ俺の顔が世界に広まる前にある程度世界の戦力を把握しておきたい。」

「我々は何をすればよろしいですか?」

「今まで通り他のギルメン達の健康管理を任せる。この世界は未知だ、地球とは別の病気があるかもしれん、その時に頼りになるのはお前達だ。任せたぞ。」

「「「了解いたしました。」」」

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