第4話

前置き3話を別の人物の視点から書いただけです。

途中で視点が移ります。

蜂に背後を脅かされながら書いたんで語彙が落ちてる可能性があります。

魔法が使えたら倒すんやけど。


(ブラック視点)

俺は目の前で起きている出来事をとても受け入れられないでいた。

アードが初期行動が速かった故に一旦押していたのは序の口だった。

次第にレベル、ステータスが上なヒャクヤの方が有利となってほぼこれは決まったと思った。

だが結果は違った。

アードが何か小さな声で呟いたあとなんらかのスキルを発動しヒャクヤを倒したのだ。

最後のあれは間違いなく起死回生系統だというのはわかった。

だが何なんだ、あの強化倍率は。


英雄と呼ばれた俺より間違いなく最後のアレを使った状態だとアードの方が強い。

そう確信した。

英雄と呼ばれた俺と赤姫と呼ばれた吸血鬼のスカーレットの子であるアードの身体能力が高いのは分かるが後の部分が全くわからない。

ただ一つだけわかる。

あいつかどんだけ強さ故に孤独になろうとも親として俺は見過ごさないだろう。


スカーレット視点に移ります。

フフフ、ハハハハハハハハ。

流石妾の子じゃ。

あいつは間違いなくこっち側じゃ。

できればわっちが教えたかったんじゃがのう、ブラックの奴がお前の狂気が移るからやめろと言われたんじゃよ。

自分の妻に対してこんな酷い対応をするのはブラック以外おらんかろう。

じゃがそこがいいのじゃ。

まあ妾の性的嗜好は置いといて血の扱いや日光耐性、自己再生なんかについては妾しか教えれまいて。

戦っているあやつの影が「覇王」に見えたのは気のせいじゃろうがな。

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