第3話

前置きこっからストックがないといういつも通りの状態です。


ヒャクヤは俺に教えるかどうかを実践形式の模擬戦で決めると言ってきた。

まあ手札はかなりあるからどれを選ぶかって話。


ブラック辺境伯「それではアードとSランクの冒険者ヒャクヤの模擬戦を始める。」


その宣言を聞いた直後俺は早速動き出した。

アード(先手必勝の理じゃないけど先手の方が超立体機動を活かせる。)

一気に距離を詰め二本の短剣を振るっていく。

ヒャクヤは受けて驚愕した。

なぜならレベル1のアードがレベル800並みの攻撃力を有して歌からだ。

ヒャクヤ(これは本気を出した方が良さそうですね。)

ヒャクヤはアードの攻撃に的確に反撃しながら詠唱していく。

「大いなる大地よ、彼の者を拘束せよ、アースバインド。」

アードはそれに対して物理攻撃で拘束を解除する。

アード(やっぱ魔法が物理に弱いのは変わってないか。ならやりようはある。)

再びアードは攻めていく。

が「大いなる大地よ彼の物に石を突き刺せ、ストーンエッジ。」とヒャクヤは唱え岩がアードに刺さっていく。

アードの体力は半分をギリギリ切っていた。

ヒャクヤ「ふうこれで終了ですね。ちょっとヒヤヒヤしましたがこれで終わりです。」

アード「何言ってんだ。主人公ってのは諦めが悪いから主人公って言われるんだよ。」

カウンターコール

〈逆境覚醒〉。

〈逆境覚醒〉それは最も単純かつ最強の効果を持つ。

体力が半分を切ったら自動発動し全てのステータスが一時的に10倍になる。

そう文字どうりカウンターコール。

発動したら最後必勝のスキル。

それが今火を剥いた。


超機動でかけていく俺とボロボロとなっているヒャクヤ。

あれから一分経ってこれである。

多大なステータス差によって生まれた状況がステータス差によってひっくり返るとは誰も予想しなかっただろう。


ヒャクヤと俺の模擬戦は俺の勝ちで終わった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る