第18話 ホッキョクグマ再来

「『ダイヤモンド・スター』」

慧は魔法陣から巨大なダイヤモンドを出してエネルギーを溜めた。しかし、ノヴァの強靭な手で粉々に砕けた。

「…………………」

ノヴァは隣にある家の壁を叩いた。すると中から高島が出てきた。

「いてぇ!!!!!!……あ(察)」

高島は何かを察した。目の前にノヴァがいたからだ。

「や、やばい………」

ノヴァは特殊な鳴き声を上げた。すると、空からホッキョクグマが降ってきた。

「って、いつかのシロクマじゃん」

「グルゥグルゥグルゥ……ガルァ!」

ホッキョクグマは高島に体当たりしてきた。

「うわぁ!!!!!!」

高島は避けると、波動弾を飛ばした。

「ふう……」

しかし、ホッキョクグマは腕で波動弾をかき消し、高島の顔に向けて右手を薙ぎ払った。高島は腕に向かってパンチし、腕の骨を折った。

「グルゥ!!!!!!」

今度は左手を薙ぎ払ったが、これも高島にパンチされ、骨を折った。

「ガルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

「吠えてる隙あるなら攻撃しろよ(笑)」

高島が笑いながらパンチしようとすると、ホッキョクグマはイナバウアーで避けた。

「おぅ?」

高島が驚いていると、ホッキョクグマは高島の足を蹴った。

「いってぇぇ!」

ホッキョクグマはジャンプすると、高島に向かって踏み潰そうとしてきた。高島は後ろに倒れて避けると、ジャンプパンチしてホッキョクグマの頭にぶつけた。

「ガルァ」

しかしホッキョクグマは怯みもせずに、高島の肩を片手で持った。

「ガルァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

ホッキョクグマは吠えた。

「いや掴まれたくらいで!!!!!!」

高島は離れようとしたが、離れられない。ホッキョクグマは高島を壁にぶつけた。

「いてぇいてぇいてぇいてぇいてぇいてぇいてぇいてぇいてぇ」

高島は壁に手と足を当てて止めた。

「シ、シロクマー!」

しかしホッキョクグマは手を止めない。

「慧さん!あの子は⁉︎」

捕獲隊員の1人が高島に気づいた。

「…あの子なら大丈夫」

「え⁉︎」

「でもほらシロクマに潰されそう!」

「……でも、今は信じるしかない!!!!我々はノヴァの相手をする!」

そう言って慧はノヴァを睨んだ。ノヴァも慧を睨んでいる。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

高島はホッキョクグマを突き放そうと、腕を伸ばしている。

「んぐぐぐぐぐぐぐぅぅぅぅぅ!!!!!!」

とうとうホッキョクグマは倒れた。

「グルゥ!!!!!!グルゥ!!!!!!」

ホッキョクグマは腕を振り下ろした。しかし、高島はそれを手で受け止めると。


『メガトンパンチ』


ホッキョクグマに腹パンした。

「ブグゥゥゥゥ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎………」

ホッキョクグマは倒れた。

「はぁはぁハァ…ハァ…なんで普通に寝てるだけなのにこんなことに……え…」

高島はノヴァが目の前にいたことを思い出した。

「あれ、さっきのやつじゃん!!!!!!逃げろ!!!!!!」

高島は物陰に隠れた。

「あとはノヴァだけ………」

捕獲隊員たちはノヴァに向けて銃を構えた。ノヴァは慧を掴もうとした。

「!『グングニル』」

慧の手に槍が現れた。

「来いノヴァ!!!!!!裏切ったこと後悔させてやる」

そう言うと、ノヴァの強靭な腕を斬った。しかし、なんとすぐに生えてきたのだ。

「構わん。どんどん攻撃して体力を無くせ!光合成できるから朝までに倒さなければ!お前らも協力しろ!!!!!!」

「え、あ、はい!!!!!!」

捕獲隊員たちはネットランチャーなどを手に取り、ノヴァに向けて撃った。

「グオオオオオオオオオオングオングオングオングオン」

ノヴァは強靭な手や尻尾を振って攻撃しているが、かなり焦っている。

「あと30分で夜明けです!!!!!!」

「押せ押せ!」

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