第6話 国会議事堂襲撃

捕獲隊は全滅した………。

「……よくやったノヴァ……。まさか足跡でバレるとは思わなかったが、見事一蹴してくれた」

そう言って恐竜を見ながら出てきた謎の男。捕獲隊員の遺体から銃を取った。

「こんなもの…通用しない…科学派よ見ておるか?ついに我らはお前らのような技術を習得した!これで我らはこの地へ帰れる!!!!!!我らを追放した科学派よ…今度はお前らが地下へ行くのだ!!!!!!」

そう言って銃を投げた。そしてノヴァと呼ばれるその恐竜の腕を撫でると、こんなことを言った。

「今度は国会議事堂こっかいぎじどうを襲撃してこい……お前ならできるだろう?ノヴァ…」

ノヴァは頷くと、突然ジャンプした。男はもちろん吹き飛ばされた。

「行動が早い……期待してるぞ……お前はノヴァ時代アエラ使者レガトゥスだからなぁ」












下北沢駅前に来た高島と何凸守。

「さて、着いた。どこにいるかな?足跡の主は」

「こんな真っ昼間に出てくるの?」

「そうだな。定点カメラを仕掛けておこう」

そう言って、ポケットから大量の小さなボールを出した。

「お前が全部作ったの?何個あんだよ」

「全部でぇ……200個ぐらい?」

「∑(゚Д゚)」

「なんだよその顔……これぐらいできるッ。手先は器用だからねッ」

前作[迷い摩天楼]編を読んでいただいた方なら分かると思いますが、完全に[栩義とちぎ]と同じですね……。まぁ少しずつ違いはあります……(別に宣伝ではないですよ⁉︎)。



何凸守は街中に定点カメラを仕掛けていた。周りはもちろん変な目で見ていた。

「街に定点カメラ仕掛ける小学生初めて見たぞ…。お前………変態ヘンタイか⁉︎」

「変態でも構わない。僕は足跡の主を見たいんだ」

「はぁ……………………………」

高島は全くついていけなかった。















国会議事堂前にて……。

ズドォォォォォォォォン

いきなり国会前庭に現れたノヴァ。

「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

「な、なんなんだ!!!!!!」

ノヴァは、警察官たちを薙ぎ払うと、国会議事堂に向かって走っていった。

「⁉︎やばい!!!!!!」

ノヴァは国会議事堂の前で止まると、雄叫びをあげ、中へ入っていった。

「我々はここで警察官たちを一掃するぞ」

謎の男がコートを着た人たちを呼んだ。

「今度はお前らが追放される番だ。『追憶』!!!!!!」

謎の男の周りに半透明の人が現れた。

「私は高みの見物でもする」

謎の男は宙に浮かぶと、あぐらをかいた。

コートを着た人たちは、手を構えると……。

「『ミストラル』」

暴風を起こした。

「か、風の能力か⁉︎」

「違う、魔法だ」

「魔法?魔術じゃなくて?」

「魔術よりもすごいやつだ」

警察官たちは、わけのわからないことを言っているコートを着た人たちに困惑していた。

「と、とにかく!魔法だとしても、その手を下げろ!」

しかし、暴風で警察官たちは吹き飛ばされてしまった。

「今だ!!!!!!」

コートを着た人たちは国会議事堂の敷地内へ入った。

「『ファレーズ』」

1人が岩壁を出現させ、敷地内に入らなくさせた。

「……そんなことしなくてもすぐには入れないのに……(国会法144条)」

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