第4話 動物の大群
高島はハム園に着いた。
「蓮界はどこだ?」
高島は辺りを見回すと、同級生の
「照男か。こんなところで会うなんて奇遇だな」
「蓮界知らない?」
「蓮界?向こうの方にいたぞ」
高島が見てみると、確かにいた。
「お、来たか」
蓮界のほかに、
「おい、冬馬、お前も来いよ」
「俺は今日はいいや」
冬馬はそう言うと、近くにいた女子に話しかけにいった。
「あいつまたナンパかよ」
みんな呆れた目で見ながら歩いていった。
「勇者ナマズの最新作が出たじゃん?買った?」
「まだ買ってない……お金が足りない……」
「俺買っちゃいました〜〜」
「マジか〜。俺にもやらせて」
「おう、ちょうど5人でできるし、いいね!」
高島がふと後ろを向くと、昨日見た奇妙な集団がいた。
「あ!あいつら!昨日見た奇妙な集団だ!」
「え、あれのこと?」
高島たちは物陰に隠れた。あの集団が人々を襲っている。
「喰らえ!『
コートを着た集団の1人が手から赤い三日月を一般人に向けて飛ばした。
一般人は三日月を軽々とかわすと、指から青いビームを撃った。
「!!!!!!これが魔術⁉︎」
「魔術?違う違う、能力だ!」
ビームはコートを着た集団に命中し、周りの人も吹き飛ばした。
「危なっかしい!噂通り野蛮だな、科学派は!!!!!!」
「科学派?なんだよそれ、博多だか枕だか知らないけど、突然攻撃してきたお前らに言われる筋合いはない!!!!!!」
そう怒鳴ると、集団は帰っていった。
「……一旦戻ろう……。って、博多と枕は流石に耳悪すぎだろ………」
高島たちはその一般人に話しかけた。
「すごいですね!ありがとうございます!」
「いや、別に……あいつらがうるさかったからだ……」
「またまた〜〜〜〜〜〜僕らを守るためにやったんでしょう?」
「は?お前らもビーム撃ってやろうか?」
「…すみません」
下北沢駅前にて………
「……向こうから何か来るぞ……」
大勢の人たちが見たのは、動物の大群だった。
「な、なんだありゃ!!!!!!」
「に、逃げろ!!!!!!」
熊や猿、カラスや鳩、鹿などがこちらへ迫ってくる。
警察が来た。
「撃ちますか?」
「いや、人が多すぎて危険。まずは一般人を避難させなきゃ」
「こちらへ避難してください!!!!!!」
「慌てず落ち着いて」
「こんなことになって落ち着いてられるか!」
「…………、⁉︎ぐわぁ!」
警察官がカラスに襲われている。
「こっちは熊だ!」
2メートルほどの大きさの熊が現れた!
「グルルルルルルルルルルルッッッッッッッッ」
熊の目をよく見ると、赤く光っていた。
「!!!!!!こいつ、普通の熊じゃなさそうだ……」
熊がパンチしてきた。警察官は避けると、麻酔銃を撃った。しかしなんと息で吹き飛ばされてしまった。
「⁉︎」
「先輩!!!!!!」
「挟み討ち!!!!!!囲んで!」
警察官たちは熊を囲んだ。
「グルゥ……」
熊は地面にパンチした。その瞬間、衝撃波が広がり、警察官たちを吹き飛ばした。
「今だ!!!!!!」
警察官の1人は麻酔銃を撃った。麻酔銃は熊の腕に命中した。熊は倒れた!
「……ふぅ、なんとか……さあ、ほかの動物たちもなんとかしないと」
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