第3話新入生歓迎会

一行が入った居酒屋はチェーン店であった。生ビールを生意気に飲みわいわいガヤガヤ。1年生の自己紹介が始まった。

神谷は鹿児島出身だと言うと、ピッチャーで青リンゴサワーを一気飲みさせられた。

「神谷が飲む~ぞ、神谷が飲む~ぞ~10秒で飲む~ぞ~」

神谷上手く飲みきれず、口からサワーが垂れていた、

「SO、SO、粗そう、粗そう」

と、もう一回飲まされた。

わいわいやってると、先輩がテニスサークルとケンカを始めた。

僕ら1年生はそれをつまみに飲んでいた。


それから、大学生は金がないから、先輩のアパートに集まり大五郎。

半年間、草野球サークルに入ったが試合は一度以上も無かった。

我々、1年生は全員草野球サークルを辞めて、自分たちでサークルを作った。

完全なる飲みサーだ。経済学部の山下が女の子を5人も捕獲してきた。

美人はいなかったが。

居酒屋で飲み会の前は、男子は金がないからコンビニでお握りとチューハイを買いある程度身体を整えてから、女の子たちと飲んだ。

大学生は金がかかる。

神谷はたこ焼きを焼いたり、塾講師したりバイトを3つ掛け持ちした。

久保田も飲食店でバイトしていた。

久保田は一浪しているから、神谷にジジイと呼ばれたが、その都度怒った。

神谷はその頃、金髪だった。

酒が非常に強い為に、金髪の大魔王と呼ばれるようになった。

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