第27話 【困るんだよね、そういうの、予定外、復元、変更』
…………
「ここは……」
見覚え……いや、無重力で浮いている様な目を開いていてもどこを見ているかわからない真っ白な空間……“感覚が覚えてる”
「……まさか!」
【ヤッホー☆元気?久しぶり!女神ちゃんだよ♪』
この声!
「女神様!?」
【キャハハ!どうしたのー?そんなに驚いて〜♪』
「そりゃ……会えないかと思ってて……」
【聞こえるのは声だけなのに会ってるって言うのかなぁ?』
「うぐ……」
そりゃ……あの姿をもう一度見たいけど……正直見たら……
【見たら?どうなるのかな?』
「ぷぺ!?!?!」
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【キャハハ♪肩叩いて振り向かせただけなのに面白〜い♪』
「ふ、不意打ちは卑怯ですよ」
やっぱり凝視できない!
【目〜そらさないでよ〜むぅ……それはそうと!その身体、うまく使いこなして来てるみたいだね?』
「え、えぇ……おかげさまで……」
目をぎゅっと閉じて答える。
一瞬見ただけでも脳がとろけそうになるくらい可愛い
【ありがと♪だけどね、こんな可愛くて完璧な僕でも誤算だった事があるんだ』
「?」
【君の心の強さを見くびっていた』
「へ?」
【君、寝る前に親を思い出して泣いてたでしょ?』
「う……」
女神様に隠し事は出来ないな……
でもそれって矛盾してない?
【君からしたらそうだろうね、心が弱いのに泣くのかって?そもそもその行動、感情がおかしいんだよね』
「?」
【僕は君に“家族の事は考えさせない呪い”をかけてたんだよ』
「え!?」
ど、どういうこと!?
【だってそうでしょ?君は死んだんだよ?前の家族の記憶なんていらないよね?辛いだけだよね?』
「な、何を言って__」
【思い出してどうなるの?他の異世界の漫画やアニメみたいに元の世界に行くの?元の世界のお母さんお父さんに異世界で会ったハーレムを自慢しに行く?』
「え、あ」
【ばーか♪ざぁこざぁこ♪異世界に来てるんだから前の世界なんて捨てちまえよ、大体ほとんどの異世界者はそう言う事を考えないように僕が呪いをかけてるんだから♪』
「???????何を言って__」
【キャハハハ♪視野も広げない何も認めたくない馬鹿な出来損ないの脳みそで考えても意味ないよ?ばーか♡』
「っ」
何も言い返せない、突然の事すぎて何も考えられない。
【だから……君は私の為だけに動けば良いんだよ』
こ、この女神様は____っ!!!!!!!
「頭が!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
【今回のキスは無しだ、君の記憶や感情を無理やり一部修正した』
「ぐ、ぅう……」
【さようなら伝説の勇者……もう会う事はないだろう……最後に一つ教えてあげる♪』
【起きたらすぐにあの魔王に“空をよく見ろ”と言うといいよ☆』
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