第4話 転生したらイケメンだった!……好きなゲームのキャラ丸パクリだけどね!


 「そ、そうだ、ぼぼぼ僕がお前のご主人だ」


 「……」


 おおおおお!すごい!


 「これが、俺?」


 お風呂場にある鏡が映し出しているのは25歳前後の素晴らしい筋肉を持った白銀の長髪高身長の超イケメン。

 

 黒い皮のカッコいい戦闘服に背負ってるのは大きなソード“バスターソード”



 俺の大好きなゲームのキャラクターになってる!


 本当はめちゃくちゃ長い剣を持ってるキャラなんだけどな?まぁいいか!興味ないね!



 女神様ありがとう!めっちゃやばいよ俺の身体!


 

 「お、おい!」


 おっと、鏡の自分に夢中になってる暇じゃない、とりあえず情報を集めないとな……


 てか、この見た目だから口調とか変えた方がいいよな?別に他に知ってる人なんてこの世界にいないだろうしいいや!アニメみたいにしよ!


 にやけないように注意しなきゃ


 「……ごほん……鏡に敵が居ないか見ていたのだ」


 「え?」


 「私のいた世界では、鏡の世界があり、そこに住む化け物が襲ってきていたのでな」


 ま、平成の仮面ライダーのネタだけど。


 「そ、そうなの?別の世界?」


 よし、何とか鏡で自分にうっとりしてたのはごまかせそうだ。


 「ここで話すのか?マスター」


 「え、あ、そうだね」


 

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