応援コメント

38 短歌」への応援コメント

  • 久里 琳さま

    こんにちは。

    これはまた、漢字が少なくてまろやかなひらがなにあふれた、見た目からしてやわらかな歌ですね。口ずさむと、たしかに、繰り返される「は」の音が、ほっこりした雰囲気を醸し出している気がします。

    通勤路にとある工場の所有する広い花壇がありまして、そこには四季折々の花が植えられるのですが、秋から冬にかけて植えられるのは菜の花。年明けごろから花をつけ始め、そろそろ食べられそうだな、今ならおいしそう、早く食べなきゃ、そろそろ厳しいかも、あああすっかり開いちゃって……と捕食者の目で愛でながら歩いています。

    それを言い当てられたような気になったのでした(笑)

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    「は」の音と、見た目からもやわらかな空気を感じていただいたんですね。音と目の両方で楽しむのが詩なのかもしれませんね。
    菜の花の花壇を捕食者の目で愛でる、、レアな反応のような気がします(^^) 自分だけが知る密かな愉しみ、、言い当てられるとどきっとしそうですね(^^)

  • 工藤行人です。何時も何時も拙文にコメント頂戴して許りで、私から御作にコメントをお送りするのは初めてですね……何とも今に不義理を重ねてしまいましたことお聴し下さい。

    御歌は固より、私も「披く」に惹かれてしまいました。扌(てへん)の字であるだけに、「自然とヒラク」というよりも「人の手でヒロゲル」という意味で理解してしまいそうな「披」字ですけれど、花や葉が「披く」という用例は「開く」「発く」などとともに漢詩や詩語辞典でまま目にするところですから、必ずしも人の手、人為によってヒラク・ヒロゲルという訳ではなさそうで、或いは花の種類などによって開・披・発の使い分けがあるのやも、などと、拝読した後に考えを巡らせておりました。

    御作で菜の花に「披く」が用いられていることの妙に腑に落ちましたのは、同じく菜の花を「摘む」ということがあったから、つまり花を見る視点が「手」に収まる範域までフォーカスされているような印象を受けたからかも知れません。菜の花は「手」のひらに収まる微視的な視界の「住人」で、小さく可憐なその姿が「披く」という字によってこそ効果的に表現されるような……繊細な目の動きの為せる業とお見受けしております。

    御作が様々な詩歌の形で「切り取る」世界にまたお邪魔させて戴きます。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    私のコメントに毎回丁寧にご返事をいただくので、不思議と初めてという感じはしませんね。
    置かれた状況によって当てる漢字を変えてしまうのは、人によっては悪癖と誹られてしまうのかもしれませんが、、工藤さんなら共感いただけるのでは、と思っておりました。特に今回「披く」を選んだことに、「手」に着目しながら分析されるさまは、作者が感じ・考えたことを、作者以上に深く理解されていて、驚いてしまいました。
    あの小さな花がスロー再生でひらいていく様子を想像したとき、「披く」以外ではしっくりこなかったのですが、言われてみれば、その開花イメージには自然の「手」が前提されていたような気がします。
    ☆もいただいて、ありがとうございます! この先も、なにか心に引っかかるものをお届けできればと思います。

  • 勤務先の施設で「菜の花畑に入り日うすれ~」と「おぼろ月夜」を毎日歌っています。
    菜の花はまだ食べた事が無いのですが、味わってみたいですね。
    「は」の音の柔らかい響きが春の歌にぴったりだと思います!

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    子供の頃に歌っていた歌は、歳をとればとるほどなつかしくなるのかもしれませんね。
    菜の花は食べられたことはありませんでしたか。酒のツマミにもなりますが、朝夕の食卓におまけでちょっとつけるのにもいいと思いますよ。
    音の響きにも季節感があるかもしれませんね。「は」はたしかに春っぽいかも。

  • アブラナ科はみんな同じような花で、みんな美味しいのです。
    これからうちは、白菜の花が食卓に上がります。
    咲いても構わず食べちゃいますが、予想外に美味しいのです。
    菜の花の季節は、他の野菜が畑から消える端境期ですから、より古来からイメージが強いのではないかと思うのです。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    白菜の花もあるんですね。知りませんでした。写真を見ると、たしかにイケそうな気が……。市場にも出てたら食べたいですね。
    今はあんまり季節に関係なく野菜が出回るようになって鈍感になっていますが、昔はこの時期はこれ!って感じだったんでしょうね。

    ところで『東洋絵画』の件、快諾いただき、ありがとうございます!

  • 久里 琳 様、こんばんは😊

    とてみて喰はん
    という所が、茶目っ気がある気がしました。
    色々想像が膨らませられる素敵な短歌ですね。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    「とてみて喰わん」のところは、まさに茶目っ気を出しています(^^) 感じていただいて、うれしいです。
    想像を膨らませていただくと、つくった甲斐がありますね。

  • “披く”の字に、久々におおっと声がでてしまいました。菜の花、大好物です♪ うちはわさびマヨネーズ和えにすることが多いかな(また食べる話してる……w)

    花の咲く前に食べるか、小さく可憐な花を遠目に愛でるか。ちょっとだけ摘んじゃおうか。なかなか意味深な気がしますね。いやいや、愛らしい歌とおっしゃっているのに、私の捉え方はちょっといやらしくてアウトかしら(笑)
    いずれにせよ、旬が短いんですよね。披き始めると、あっという間にあちこちで咲き乱れますから……。

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    最近一般的でない漢字は自粛ぎみですが、つい出てしまいますね(^^) やっぱり「開く」ではない気がして。
    わさびマヨネーズもいいですね。菜の花は大人の味って感じがします。
    ならば歌の解釈も大人の解釈で。。。さすがです(^^) 譬喩をこめるのは短歌の基本ですからね。受け取った側が想像をひろげるのも詩の娯しみ、、娯しんでいただけて、幸いです!