久里 琳さま
こんにちは。
なるほど、ちょうど一年前の御作なのですね。
見た瞬間(漢字の良いところは、「見た目」つまり一文字一文字の意味でまず味わえるところですね)、すがすがしくて、きりりとして、おめでたいことこの上ないなあと感じました。たぶん、清、霜、竹、月、梅、白、淡雪、寒あたりが真っ先に目に飛び込んできたからだと思います。
意味もとらえて、さらに喜ばしさが増します。「歳寒に友在り、亦た樂と為す」、しんしんと雪の降る新年、温かな部屋の中で年賀状や新年のメッセージを読む人の姿が思い浮かびます。
松・竹・梅がもともと「歳寒三友」であること、初めて知りました。どれも、枝にこんもりと白雪の積もる光景が似合いますね。
2023年の新年を寿ぐ作品に、さらに翌年のお祝いを重ねるのもなんですが、どうぞ良いお年をお迎えください。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
今またちょうど歳末ですね。歳のあらたまるのに相応しい、清くおめでたい題材を並べたのに感応いただけて、うれしいです。
新年のあいさつを贈り贈られるなかに友のある幸せをしずかに噛みしめる、、たまにはそんな日があってもいいなと思います。
松・竹・梅のトリオは日本でもすっかり定着しましたが、それだけ冬の情景として訴えるものがあるんでしょうね。仰る通り、雪が似合いますね。
まだもう少し23年も残っていますが、、佐藤さんもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ!
すっげえっ!と思わず呟いてしまいましたよ!松竹梅ときて歳寒在友亦為樂と結ぶ。そもそも漢詩を作ること自体が無茶苦茶ハードなのに、この美しくて爽やかな情景たるや!本当に参っちゃいましたっ!
僕は年末年始の祭礼が特に好きでして。一年で最も過酷なこの時期を、心機一転祝って暮らそうという人々の知恵。それを支えるのが松竹梅であり歳寒三友。素敵ですよね。
カクヨミで久里 琳様にお会いすることができたこと。この幸運に改めて震えちゃいました!
作者からの返信
応援ありがとうございます!
過分なお褒めのお言葉、光栄です。漢詩はたしかにハードル高いですよね。でもつくってみると面白かったりもするので、いずれまたチャレンジいただければと思います。
極寒のなかでも何か楽しみを見つけてくるのが人間の偉さですよね。年末年始の祭礼、たしかに心に訴えるものがあります。
私も呪文堂さんの作品に刺激を受けています。これからも、よろしくお願いします!