第8話-時の流れってはやいよな
俺の名前は緑坂音。
ついこの前雪と水族館デートしたと思ったらすでに1ヶ月ほど経っていた。何故だろうか。
全く、時の流れというのは早いものだ。
そしてウチの学校では体育祭というものが6月にある。まぁ、他の学校ではなんて言うのか知らないけれど要するに運動会だ。その体育祭ってのは1日で全部終わらせれば良いものを2日かけてやるもんだから疲労がエグい。
1日目終わって次の日起きたら体動かせないくらいには痛くなるから気合いを入れなければ多分死ぬ。
そんなワケで今日は体育祭について色々決めなくちゃいけないらしい。まぁ、授業潰れるからいくらでもやってくれって感じだ。
なんな事を考えているとモリー先生もとい森岡先生が話し始める。
「よ〜し、それじゃ早速体育祭実行委員決めてくぞ〜」
そうだった…それがあったのか……
説明しよう。【体育祭実行委員】っていうのは1クラス男女1人ずつ決めて、放課後とかに残って体育祭の計画を練ったりとか準備を色々しなくてはならないやつだ。
「そんじゃ体育祭実行委員やりたい奴手挙げろ〜」
いつもは騒がしい教室がシーーーーーーンと静まり返る。
そうだよね。誰もやりたがならないよな。俺もそう思う。
こういう時こそイケメンがやるべきなんじゃないのか?俺はそう思い斜め後ろの席の隼人に視線を送る。
すると隼人は、目があった俺に向かってニコッと爽やかな笑顔を見せてきた。
カッコイイ……ってそうじゃねぇ!あぶねぇ…危うく惚れかけたぜ……
いくら隼人がイケメンでも流石に男に惚れたくはねぇよ…
……ってだからそうじゃねぇよ!そう思い俺はもう一度念を込めて視線を送る。すると隼人はノートの切れ端に何かを書いてまたニコッとして俺に渡してくる。
「なんだこれ、」
何が書いてあるんだろうと思い開くとそこには……
『やらんわ』
それだけ。あいつあんな顔して言葉に静かな怒りを感じるんだけど、怖……
だから俺はその紙に一言書いて隼人に返しておいた。もう絶対後ろ向かないわ。
ちなみに紙には『許してヒヤシンス』って書いといた。そしたら後ろからの圧がすごいもんだからもう後ろは向かないことにした。
そうこうしてると森岡先生が、
「やりたい奴がいないならくじ引きだな。よし、まず男から引いてけ」
この展開を待っていたぜ。うちのクラスの人数は34人いてそのうちの男子の数はちょうど半分で17人。つまり男女1人ずつの実行委員に選ばれるのは17分の1。
これは勝った。おつかれ三下〜 おっと、どこぞのバーチャルの人が出てしまった。これ気づいたら口癖になってる気がするんだよな…
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迂闊だった。もっと早く気づいていればよかった。俺はフラグを立てまくってたよ。いつの間にか一級フラグ建築士になってたよ。給料はいくら出ますか?
なんちゃって。
絶望した俺は今にも消えてなくなりそうな声で言う。
「先生…当たり…出ました……」
「今にも消えてなくなりそうな声だな。そんなに嫌なのか、分かる」
先生もめんどくさいのは嫌なんだろうな。
「んじゃ、男子の実行委員は緑坂で決定だな。次は女子の実行委員決めるか。」
先生がそう言うと女子の中から手が挙がる。
「先生、やっぱ私が実行委員やります!」
雪だ!嬉しい!俺が実行委員になったから一緒にやってくれるのか?うれしい!
するともう1人手が挙がる。
「先生、私もやりたいです。」
あれは………黒木さん???
雪が可愛いと表されるなら、黒木さんは美しいと表されるだろう。
幸運にもこのクラスは人に恵まれていて、イケメンである隼人に加えて、この学校の美女ツートップまでいるのだ。他のクラスは前院地味とかじゃないよな…
ちなみにだが隼人の彼女である海も1番とは言わないがかなりの美貌だと思う。隼人曰く、やっぱ自分の彼女が1番可愛いらしい。
それは置いておいてなぜ黒木さんも急に立候補したんだ…??
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どうも、ここにメッセージを書くのはお久っスね。
最近どうも調子が悪くて(元々)更新頻度が遅くなってきてるんスよね〜……
なので星やハートを押して頂けたり、応援コメントなどをして頂けるとやる気が出てきて更新頻度が上がると思うので是非お願いしたいです!
それともう一つお願いがありまして、知り合いとかにこの物語を布教して頂きたいんですね。多くの人に見てもらって色々評価とかあわよくば作品のフォローとかして欲しいと思っているので知り合いとかに勧めてみてください!
それでは、おつかれ三下〜
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