第2話
俺は門番。
名はウルレ、しがない門番だ。
レガリア王国、ライオネル辺境伯家って言う、魔の森に接している、辺境の貴族の屋敷だ。俺はここの門番をやっている。この家は貴族にしては珍しく、平民でも誰でも自由に屋敷を出入りできる、今もほら、領主館の隣にある、国営の、孤児院から院長先生がこっちに入ってくる。
「今日はどのような御用件でしょうか?……」
「………………」
「あっ、領主様に呼ばれてきたと、わかりました。」
といい俺は呼び鈴で屋敷にいる、使用人に来客が来たことを伝える。
この呼び鈴は二つあって今ならした青いリボンが付いている方が来客用で、もう一つのリボンはなく、屋敷にある魔宝具と連携する音がなっているのかなっていないのかわからない、柄が白で暗い所に持っていくとボンヤリ光る方が、お客様でない方だ。
もちろん、院長先生は、領主様と長い付き合いで、俺でも知っている。
「あっ、確認が取れました。中に入ってもらって結構です」
おやぁ、院長先生の影の様子がちょっと変だ。まぁどうせ、あの悪戯っ子どもが入っているに違いない。
初めて孤児院に来た時はもっと可愛かったんだけどなぁ……
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