そういうことなのですね。
代がわり。そう言ってしまうのは簡単ですが、若い頃よりずっと、山の神様の憑代であった桜が何百年とそのお役目を果たし、
次の代にその役目を譲るのですから、これは本当に大きな代がわりです。
でも、こうやって、ずっと、その地域に豊穣をもたらさしてきたのでしょう。山の神をお迎えして。
人々が神を敬い、一生懸命に働き、賑やかで、明るく、そんな土地だからこそ、神も喜んで、毎年来られているのでしょうね。
老木を失うのは寂しいことですが、その後継ぎが育っていることに安心しますね。その桜がまた大きく育って、満開の花を咲かせる様子を見てみたいなと思いました。
面白く、美しいお話でした。
作者からの返信
緋雪様
読んで下さって、ありがとうございます。
神様の憑代の交代は人には知られないだけで、長い年数ではあちこちであったのでしょうね。
この桜の木も300年余りの役目を無事に終え、満足して代替わりをしたのだと思います。
若木が大きくなって満開の花を咲かせる様子が見たいと思ってくださって嬉しいです。
「木」の反抗期ってい何歳ぐらいなのでしょうね。
稲魂媛に反抗する、ヤンキー桜をちょっと想像してしまいました。
小烏 つむぎ様
神と憑代の関係が温かくて。しみじみとしました。
日本の神は自然の中に宿っていると考えられていましたよね。私はその考え方が好きです。思いやりに満ちた物語をありがとうございました。
ようやく最新話に追いつきました。続きも楽しみにしております。
作者からの返信
☆涼月☆様
こちらにもコメントをありがとうございます!
私も日本の神様の在り方がとても共感できて好きなのです。
おなじ感性の方がおられて嬉しいです!
こちらこそ、お忙しい中最後まで読んで下さってありがとうございました。
また素晴らしいレビューまでいただいて、嬉しくて何度も読み返しました。
本当にありがとうございました!