8 アード冒険者試験をうけるIl
「カイ坊。召換士のジラルドを追れて来てれるかしら?」
「おう、ちょっと待ってろよ」
10分くらいして、カイザーが、男を追れてやってきた。
「そいつが今回のか?」
「そうよ」
「俺は、召喚士ジラルド・オーマンだ」
「初めまして、俺は、アード・ジグラル」
「今からお前に、
「
なら、得意な光で使える最も
「だが、5分だ」
「5分生き残れば、合格だ」
「はい」
「
地面に投影された黒い魔法陣から、布を被った骸骨が、禍々しい黒い鎌を携え立っていた。
「コォォォォォオ!!」
間髪入れずに鎌を振って来た。
俺は、死神で対応した。
鎌と刀の鍔迫り合いが起きていた。
「ぐっ...」
「魔闘法」
「なっ彼魔闘法を使えるのか!?」
という3人の声は、戦闘に集中しているアードには、聞こえなかった。
魔闘法。体を巡る魔カを上昇させ、身体能力、再生能力を通常の倍以上にする力。
それが魔闘法だ。
「
「聖光魔法:聖光弾」
「八重十字斬」
十四連撃目で鎌を破壊し、十五連撃目で布を裂き、最後の十八連撃目までに、右手首、肋7本、胸骨を破壊し、核である魔石が露出した状態になった。
魔石は、どの生物でも、総じてどこの部位よりも硬い。
故に、今までの攻撃程度では、魔石を砕くことは、不可能。
この刀剣...死神は、前まで俺が使っていたような重量で叩き切るタイプの刀剣じゃない。どちらかというと、突き技や、抜刀に向いた刀だ。
突きは、細い刀だから、魔石に当てられるかが問題だ。
抜刀なら、ある程度刀を振るのと一緒だ。だから、抜刀の方が可能性はあると思う。
なら、抜刀を使おう。
今流れている魔力を脚に集中させて...貯める。
最早砕け、使い物にならなくなった鎌を振りかぶる。
刀剣を鞘にしまう。
一泊深呼吸をする。
脚に溜まった魔力を開放して、魔核を叩き斬った。
そうして
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