6 やっぱ串焼きは、最強やな

よーし、リュノ。迷宮都市イラドに出発だ!

ポヨンポヨン

俺は、猩猩達の集落を出て、迷宮都市イラドまであと1日くらいの地点で、ヴァルと別れた。

だから、あと1日分の道は、リュノと2人だ。


数時間歩き続け、日が暮れる。

あともう少しで、迷宮都市イラドが見えてきそうな所まで来たが、今日は、ここで野宿することにしよう。

幸いなことにリュガの木が近くにあったから、リュガの実と一角兔イッカクウサギが手に入った。

技もある程度落ちていたから、焚火も出来る。

しかも、少しだけ、木が生えてない広場のようなものもあった。

そこに枝を集めて、火種トーチの魔法で、火をつけた。

その焚火で、一角兔イッカクウサギの毛皮を剥いで、木の技を、加工魔法の鋭角化という串とかに加工する魔法で串にして、兔肉を串に刺して、焚火で焼いて、リュガの実と、枝を捜していた時見つけた。ゼルフの実の果汁の、タレをつけて、炙る。リュノは、兔の毛皮を剥いで、腹の中に、リュガの実とゼルフの実を入て、そのまま焼いた。

旨い。やっぱ串焼きは、旨い。

酸っぱいタレと肉汁の旨味が、丁度よく、絡み合う。

クソ程旨い。

これは、やばい。

こんな旨いものを作ってしまうとは...

リュノは、兔肉の上に身体を溶かして、食べていた。

ものすごい勢いで跳び上っている。

余程旨かったのだろうか?

そうして、森で、一夜過ごした。

「リュノ!行こうか迷宮都市イラドヘ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る