5 死神

鑑定


魔神刀『死神』・第1形態(神級)


攻撃値2765

耐久値4210/4210


魔力切断 闇魔力 暗黒魔力 閻魔 冥府


魔神刀:太古の昔の古代鬼族が打った刀。闇の魔力を秘め、下級、中級、上級、聖級、王級、帝級、神級の7段階あり、帝級を超えると神器と呼ばれ、剣が認め、覚醒しないかぎり、本来の力を出せない。


「こいつに認めてもらうか...」

「こいつと戦ってみるか?」

そこにいたのは、全体が無機質な魔人形(ゴーレム)だ。

戦闘に特化したのか、すらりと伸びる複数の手足。

中心には、コアのエネルギーを入れるためのくぼみがある。

「死神。行くぞ」

まず右の2本の手と、左手の体から放れる一閃を振り下ろす。

それを難なく受け流す。

「八重十文字斬」

魔人形(ゴーレム)は、バラバラになった。

「さすがだな」

『血ヲ寄越セ!魔力ヲ寄越セ!』

「!!!」

「どうした?」

「この『死神』から、血ヲ寄越セ!魔力ヲ寄越セ!と聞こえて来たんだ」

「なるほど、それは、対価じゃろうな」

「こいつを使え」

投げ渡れたのは、黄色の魔石だった。

「剣にその魔石を近づけろ」

赤黒い稲妻が剣から迸り、一瞬稲妻の色が、赤黒から、黄に変わり、透明になった魔石が砕け散る。

『コトタリタ』

「そうか」

「俺たちはそろそろ行くよ」

「ああ、儂は、この地で待っておるからのう。いつでも来い」

「ああ、じゃあな」

そして背を向けて歩き出した。

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