1 スライムのリュノ

うん...装備貧弱すぎん?

布の服にただの棒は、やばいでしょ...

森だし蜂系の魔物出て来てくれないかなー

ガサガサ

おっなんだ?

ポヨンポヨ

「スライム?」

「これは、ノーマルのスライムかなぁ」

「どうしたんだろう?少なくともノーマルスライムは、群れるはずなんだけど...」

「皆とはぐれちゃったのか?」

ポヨポヨ

楽しそうに跳んでる。

群れもいないみたいだし、野垂れ死ぬよりは、いいよね?

「嫌だったら抵抗レジストしてね」

『調教』

調教とは、古代の人間が生み出し、魔物を従えていた力である。

承諾てくれたようだった。

俺は、俺自身の力をカスタマイズして、少しでも抵抗(レジスト)されれば、魔法が破棄されるようにカスタマイズしているのだ。

また、このカスタマイズをしなければ、弱い魔物なら、強制的に支配が可能なのだ。


「そうだなぁ...リュノ!リュノだ!」

ポヨンポヨン

うれしそうに跳ねている。


「とりあえず、森を超えるぞ!」

ポヨポヨ

リュノを持ち上げて歩き出す。

冷たくて気持ちいいなー

俺とリュノを見ていた存在と遭遇することになるのだった。

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