第186話 信頼する友人宅、訪問

 私には30年来、懇意にしてもらってる、尊敬するSさんという方がいらっしゃいます。

きっかけは娘が小学生の時にバトンを習うことになった時に、そのバトン教室で色々とお世話をして下さった方です。

私より10歳年上の方で、すごく朗らかで感じの良い方で、今では誰にも言えないような内輪の話など、唯一何でも相談できる方なんです。


 娘は2年くらいでバトンは辞めてしまったのですが、それ以来、町のどこかで会ったときに、

「元気してる?」とか

「遊びにいらっしゃいよ」と声をかけて下さるようになったのです。

たまたま、その方のお宅も我が家から割と近い家だったのです。

それで、娘とも遊びに行ったり私も一人でお邪魔させてもらったりの仲でした。

が、ここ最近はお互いに忙しくたまに偶然買い物先で会ったりしても立ち話程度でした。

が、先日たまたま出先で会ったときに、

「まぁ、久しぶりね。〇〇ちゃん、遊びにおいでよ。いつが空いてる?」

とその場で、Sさんのおうちに遊びに行く日にちも決めて別れました。

それで、昨日(5/27)の午前中にSさんのおうちに寄らせて頂きました。


 Sさんは弟さんのお嫁さん、つまり義妹さんが経営されるカフェを手伝っておられましたが、ご主人が病気をされたのをきっかけに、今は辞めて家にいらっしゃるようです。

ご主人も病気をきっかけに仕事を辞められています。

今は体調も少し回復されていますが、無理をせず夫婦二人の生活を大事にしたいとSさんは仰っていました。

とても仲の良いご夫婦で、私も見ていて嬉しくなります。

私が訪問した時はご主人は不在でしたが、今、ご主人と二人で庭いじりをしたり畑仕事をしたり散歩したり有意義に過ごされているとの事でした。


 家に着くと玄関前から周りは綺麗に手入れされた花々が咲いて素敵だったので、しばらくは玄関先で、花を観賞させてもらい写真も撮らせてもらいました。

家の中もオシャレで、ご主人が趣味で彫金細工をされているのですが、それらが壁に綺麗に飾られています。

これはSさんがリクエストして、「こんなの作って!」と言えば作って下さったとの事。

その作品の数々を見せてもらったあとは、リビングでおしゃべりをして過ごしました。

もうお互いの近況を話すだけも、あっという間に時間が過ぎて楽しかったです。

Sさんの考え方、物事の受け止め方が人並外れて前向きで明るく、ご主人が病気をされて本当だったら落ち込むところですが、そんな気配は微塵も見せず、実際ご主人との通院も「病院の後は何か美味しいもの食べて帰ろう」とまるでデート気分だと仰っていました。(本当は大変な病気をされていて今も完治されていない)

 

 また、息子さんがご主人が入院中に一人で寂しいだろうと金魚と水槽やその他色々買い揃えて、リビングに設置して下さったそう。

その金魚が黒の出目金で「クロちゃん」と呼んで可愛がっているそうで、それを眺めて癒されたと仰っていました。

私もしばらく眺めて癒されました。

息子さんは住まいは別ですが、毎週末帰ってクロちゃんの水槽の掃除はして下さるそうです。

そんな話を聞かせてもらいながら、私も近況を話してすごく楽しい時間が過ごせました。


 お隣りの智ちゃんもですが、このSさんも私の人生のお手本のような素敵な方で、色々な話をしていっぱいパワーをもらって帰りました。

ほんと楽しく充実したひと時でした。


近況ノートにSさん宅の玄関先などに咲いた花々の画像あります。

https://kakuyomu.jp/users/cocopin/news/16818093078165105306

 

 


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