第59話 蕎麦打ち体験

 私の地区ではご近所同士が集い、お茶を飲みながらおしゃべりをしたり、体操をしたり、何かを作ったりするふれあいの場があります。

ご近所同士が集まることにより、孤立防止、ボケ防止や見守り、支えあい活動として市からの要請もあり活動に対して助成金も交付されます。

そこでわが地区も「四つ葉サロン」と名付けて月一回程度集まるようになりました。


 今回、その「四つ葉サロン」で蕎麦打ち体験をすることになりました。

高齢者ばかりのわが地区ですが、有難いことに、今は空き家になった家にAさん家族(お孫さん家族)が数年前に移住されて来られたのです。

そのAさんが、蕎麦打ちの経験があり、その道具も持っておられるということで、今回の流れになりました。


 以前、カクヨム仲間の小烏つむぎ様が蕎麦打ちされた蕎麦(十割蕎麦)の事を紹介されていた時、

わぁ~、いいなぁ!

と思ってよだれを垂らしながら見させて頂いていたのですが私も体験できると知りワクワクしました。


小烏つぐみ様の近況ノート

https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16817330649796022485


 参加人数は都合のつく人だけが集まり、Aさんを含めて七人です。

そば粉は、一週間前に挽いてもらったとの事で、小麦粉も混ぜての二八蕎麦です。

何しろ、初心者の集まりなので、まずはAさんに見本を見せてもらい、参加者が順番に教えてもらいながら進めていきました。


 500gの粉に対して250mlの水を目安に、粉の状況を見ながら減らしたり増やしたりしていきます。

その時の粉の状況で、水加減は違ってくるそうです。

水を加えながら、両手を使って混ぜていきます。

水を含んだ粉が米粒くらいになってきたら、今度はこねていきます。

掌の親指の付け根当たりに重点を置いて押して回しながらこねていくのですが、なかなかお手本のようにはいきません。

何度も何度もこねていきました。

表面がツルツルになったらオッケーです。

上手くこねあがったら、今度は空気を抜いて形を整えめん棒で伸ばしていきます。

これは難しいので全てAさんにやってもらいました。

うす~く伸ばしてなかなか上手いです。

ある程度の薄さに伸ばしたら、粉を打ちながら半分、更に半分、半分と折りたたんでいきます。

それを、中華包丁のように幅広いそばを切る専門の包丁で切っていきます。

見本を見せてもらった後は、順番にみんな切ってみました。

みんな、緊張するぅ〜と言いながらも頑張りました。

太いのもあれば、やや太いのもあり、まぁまぁ細いのもあり色々な細さの麺が出来上がりました( ´艸`)

これをみんなでワイワイ言いながら所々体験しながらもう一度繰り返しました。

二度目は少しは上手になってこねるのもよし、切った麺も揃ってきました。


 出来上がった蕎麦麺は今回はそれぞれ参加人数で分けて、持ち帰りました。

それで私は早速夕食に頂きました。

つゆを作って湯でた麺にシンプルにネギと柚子だけを乗せて、頂きました。

二八蕎麦ですが、自分達で作った蕎麦と思うと、美味しさは格別でした。

楽しくていい体験をさせて頂きました。


近況ノートに画像あります。

https://kakuyomu.jp/users/cocopin/news/16817330650584523571



 

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