第85話 バレンタインデーの思い出 ②
昨日の続きです。
するとそこへ、職場の若手男性(職場には二十代の若手イケメン男性が数人いました)の一人が、私の前まで走り出て
「〇〇さん、好きです!僕の気持ちを受け取ってください!」
とチョコが入っていると思われるリボンがかかった包みを差し出すではありませんか?
更に、別の若手男性職員が、私に歩み寄り
「ちょっと待った!僕こそ○○さんが好きです!僕の気持ちを受け取ってください!」
と可愛い包みを差し出します。
更に更に、又別の若手男性職員が
「ちょっと待った!僕こそ〇〇さんを愛しています!僕の気持ちを受け取ってください!」
と迫ってくるではありませんか?
うわぁぁぁぁぁぁぁ、何なの?この展開!
私はビックリするやら、嬉しいやら( ´艸`)
しかもしかも、送別会では男性はみんなスーツ、女性も正装ということになってるので服装からしてカッコいいんです。
こんなにイケメンでスーツ姿の若い二十代の男性から一度に迫られたのは初めてです♡♡♡
ほらっ!ドラマなんかでプロポーズする時、片膝立てて座った状態で、指輪の入ったケースを持って、女性を見上げて訴えるあのシーンそのものです。
三人の若い男性がまさに私を見つめて訴えてきます。
私もバクバクドキドキの嬉しい気持ちを落ち着けながら
「みんな大好きなので、みんなオッケー!」と答えると
この中から一人を選べと究極の選択を迫られます。
「一人に選べないよ」と困惑していると
ここからが更に心臓バクバクの展開が待っていたのです。
事もあろうに、この三人の中の一人が私を抱き上げたのです。
そう!あの有名な「お姫様だっこ」です。
うっそ~!マジ~!やめて~!嬉しすぎ~!(最後に本音が! 笑)
私は恥ずかしくって顔から火が出そうでした!
周りのみんなはニヤニヤして、喜んでます。
誰が考えたの?こんな事!
私があまりにも照れまくっていたので、みんなはうまくいったとばかりに大喜び!
絶対、私、顔真っ赤になってましたよ(#^^#)
これって罰ゲーム?
恥ずかしすぎるんですけど……。(いや、嬉しすぎるんですけど……また本音が! 笑)
すると、課長がやってきて
「ドッキリ!大成功!……と言うことで会社から記念品を贈ります」
と言って記念品やら花束やら頂きました。
なんや、ドッキリかいな?ビックリさせないでぇ……💦
心臓止まるとこだったよぉ……。
けど、ありがとさん。
こんな三人のイケメンからの愛の告白、あたし、生まれて初めてだもん( ´艸`)
嘘でも嬉し~!
気を取り直して私からも、用意しておいたミニチョコレートケーキとクッキー(お菓子作りの上手な方に作ってもらった)と私からのメッセージカードも一緒に職員一人一人に渡しました。
こうして私の送別会は賑やかに盛大に盛り上げてもらってお開きとなりました。
私が生まれて初めて三人の若い男性からモテモテ♡♡♡だったのは職場のみんなが仕込んだドッキリでした!
今でも忘れられないバレンタインデーの思い出です。
チャン!チャン!
おまけもあるよ( ´艸`)
又、明日(@^^)/~~~
近況ノートに画像あります。
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