第12話 英会話教室 ④ 修学旅行編 Ⅲ
2日目は、「ヨセミテ国立公園」(1984年に世界遺産に登録)に行きました。
ヨセミテ国立公園はカルフォルニア州のシエラネバダ山脈に広がる自然公園です。
セコイアの巨木群と、トンネルビュー展望台、大迫力のブライダルベール滝、
とにかく広大で美しい大自然が広がっています。
私達は一日中、ヨセミテ国立公園で過ごしました。
広い公園では、バスで回ることも、自転車で回ることも、徒歩で回ることも、又登山するも自由です。
それぞれの楽しみ方で過ごすことになりました。
私を含めた3人は自転車を借りて、この大自然を探検することにしました。
気候もちょうど良くて、自転車で走ると風が心地よく最高でした。
移動する度に、岩に魅せられ、滝に魅せられ、あふれる自然に魅せられ、感激しっぱなしでした。
一日中、自転車で走り回っても回り切れない広さでした。
この公園は、繰り返し訪れる人が多いと聞きましたが、納得です。
この自然の中に一日中いると、心は癒され、体の中まで洗われるみたい。
生きる勇気をもらい、全てのものに感謝したくなるほど心が高揚しました。
大自然の偉大さを満喫した一日でした。
もしも叶うなら、もう一度ここに子供達と来たいなって思いました。
途中で修学旅行で来たという日本の高校生に出会い、一緒に写真も撮りました。
アメリカに修学旅行なんて、なんてリッチな高校なんだと思ったけど高校名は忘れました( ´艸`)
3日目は、4~5名づつのグループに分かれて自由行動をしました。
私達は女性4名で、サクラメント大学に行くことにしました。
これまではあまり英語をしゃべる機会がなかったのですが、この日はいよいよ、英語を必要にせめられ、しゃべることになりました。
さて、私達は、無事サクラメント大学に行きつくことができるでしょうか?
まずはバスで行こうとバス停を探すところからです。
ここは近くにいる人に英語で聞くしかありません。
「Eexcuse me」
(すみません)
「Where is the bus stop?」
(バス停はどこですか?)
「Does this bus go to Sacramento state university?」
(このバスはサクラメント州立大学に行きますか?)
とかなんとか、身振り手振りも入れながら、英語で聞いてみました。
アメリカにも親切な方がいます。
分かりやすく丁寧に教えて下さいました。
しかも、私達のグループには英語が得意な人がいました。ラッキー!
サクラメント大学行きのバス停は分かりました。
切符も買えました。
えっ? 私 ? 私も英語でちゃんと言いましたよ。
教えて下さったアメリカ人に、飛びっ切りの笑顔で
「Thank you very much」ってね。ドヤ顔 笑
バスに乗れたらまずは第一関門クリアです。バスに乗れただけで私達は大喜び!
降りる場所を間違えないように確認しながら、暫くはおしゃべりに花を咲かせていました。もちろん日本語で!
バスの中に、止まるバス停が順番に表示してある案内図があったので見てみると、いくつかのバス停の中に「サクラメント大学」という表示がありました。
「ここで降りたらいいだよね」と確認して、暫くは、バスの中から景色を楽しんでいました。
あるバス停で、黒人の方が集団で乗り込まれました。
身体ががっちりして背が高い黒人の人達が5~6人乗ってこられると、圧倒されて、私達は急に黙ってしまいました。いやぁ、おっきいなぁと驚きました。
そうこうするうちに、目的のサクラメント大学の案内があったので、私達はバスを降りました。
バス停を降りると、すぐその近くに、サクラメント大学はありました。
敷地内はまるで公園のように、樹々がたくさん植えられていて、小さな森の中に入り込んだような自然豊かな中にあり、リスがいたるところで遊んでいました。
えっ! 嘘 ? 大学にリス ? って驚きました。
でも、可愛かった!!
大学の建物の中には入りませんでしたが、大学の周りを散策するだけでも広くて十分楽しめました。
こんな環境で学べるなんていいなぁって思いました。
続いては、カリフォルニア州議会議事堂に行きました。
カリフォルニア州議会議事堂は格調高い柱と堂々たるドーム屋根を備えた、まるでウエディングケーキのように真っ白な建物です。
その建物をバックに写真を撮りました。
ショッピングモールのような所にも行き、食事をしたり、お土産を買ったりしました。
「意外と色々行けたよね」と私達のグループは満足しました。
この日、私が一番よく使った英語は
「Where is the restroom?」
(トイレはどこですか?) です( ´艸`)
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