『技術編・その一』

【覇業器】

■神魔大戦の中期から後期にかけて魔人側が開発した武器群。正式名称は『七十二覇業器』

■所有者の感情を増幅することで魔力を増大させ強大な力を振るわせられるようにする代物。

■また周囲の魔力を収集し貯蔵する機能も備わっている。

■上記二つの特性を存分に活かす為に純度100%の【月鋼】で出来ており、使用者が死ぬような力の負荷が掛かっても壊れないよう十二分以上に頑丈に造られている。

■命名はソロモンが使役したという72の悪魔から採られているが、実は開発者がそれ以上作ってしまったので、それ以外からも名前が採られており、必ずしも「72の悪魔の名前=覇業器」ではない。

■ザガンのような意思を持つようになった覇業器をアルファは覚醒スティミュラー型と呼ぶ。



【機兵】

■神魔大戦後期において魔人達の覇業器に対抗すべく地球人によって開発された大型(全高5メートル程)兵器群。

■種別はチェスをモチーフとした、歩兵型ポーンタイプ騎兵型ナイトタイプ術兵型ビショップタイプ城兵型ルークタイプ女王型クィーンタイプの計五種類。キングモチーフは駒としては存在せず統括システムとして名前がある。

歩兵型ポーンタイプは機能の単純化による量産性を極限まで高めた兵器であるが、純粋な攻撃能力で言えば平凡な覇業器の使い手に勝るとも劣らない。



【機獣】

■神魔大戦中期において魔人の尖兵たる有機生体兵器ホムンクルス(魔物)に対応する為に開発された小型~中型(1~3メートル)でなる動物を模した兵器群。

■尾の部分を様々な武器(兵器)にし地上戦に特化した狐型、人員や機獣を運搬したり上空から爆撃を掛ける用途を目的とした猛禽型など、目的用途に応じて同系であっても様々なマイナーチェンジがなされている。

■AIにより、多少の自立性と学習能力は持ち合わせているが、基本的には指揮官の命令を忠実にこなすだけである。

■神魔大戦終結後にネットワークを介して全ての機獣のAIや稼働用プログラムが焼き切られ、偶発的に動くことは無い。



魔力生成所マナプラント

魔動力炉マナジェネレーターで生み出された魔力エネルギーを受け取り、ある程度増幅しつつ各地へ送る施設の総称。

■ここを経由し電気水道といったライフラインは元より魔除けの結界といった物に至るまで魔法(魔術)による施設稼働の為の重要な中継点。

■スタンドアローンで稼働する事は出来ず、魔動力炉マナジェネレーターからの魔力エネルギー供給が無ければ機能しない。あくまでも魔動力炉マナジェネレーターの中継ぎ増幅機としての役割に特化したもの。


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