第2話 私と彼は海へ行った。
豪快にカーテンを開ける音が聴こえる。それから祥吾さんが「あんた、いつまで寝てんのよ!!」と怒鳴る声も。
「こんなにいい天気よ! 見なさい! ほら!」
「昨日七時に寝た人だからそんなこと言えるんだよ……。おじいちゃんじゃん……」
「なんですって!?」
祥吾さんは私のこめかみ辺りをぐりぐりと押さえてきた。「ごーめーんーなーさーい」と私は涙目で抵抗する。ふん、と鼻を鳴らした祥吾さんが椅子に腰かけて「妹ができた気分だわ」と言った。「孫じゃなくて?」と言って、私はすぐ自分の頭を守った。
「朝食はバイキングよ。行くでしょ?」
「祥吾さんも行くの?」
「行くわ。アタシにだってヨーグルトぐらい食べられるしね」
彼は長い金髪を一つに縛って、横に垂らしている。私は「ふうん」と呟いて、ちょっと俯いた。
「祥吾さんって、」
「ん?」
「その格好はヤケクソなの?」
「はぁ?」
祥吾さんは一瞬呆れた顔をしたが、すぐ「別に」と肩をすくめる。
「病気が発覚する前から、たまにこうやってたわ。違うことと言えば、前は地毛だったし黒髪だった。最近になって、どうせなら金髪にするかと思ったわけ。似合うでしょ」
「うん……似合う」
これ以上の質問に躊躇う私に、祥吾さんは何でもないように「いいわよ。何でも言いなさいよ」と促した。私は勇気を振り絞って、「女の人になりたいの?」と尋ねてみる。どうやら想定内の質問だったようで、彼はくすくす笑った。
それから、指先で手招きして私のことを呼ぶ。私が立ち上がって近づくと、ぐっと顔を寄せてきた。鼻先がぶつかるほど近い。
「違うよ、お馬鹿さん」
彼はそう囁いて私の額を軽くつついた。
「俺は、俺が好きな服を着る。気分次第で、何でも。その選択肢が人より多いだけ。口調だってそうだし、生き方だってそうだ。俺は俺の好きな自分になる。俺は俺の好きなように生きる。俺から言わせれば、どうしてみんなそういう選択肢がないのか不思議でならない。あんたは、スーツ着てネクタイ締めたい気分の時とかないの? バチバチにタトゥー入れたい気分の時は? 俺はそういうのが日替わりである。やれるやつは全部やる。それだけ」
楽しそう、と私は呟く。「楽しいよ」と彼は目を細めた。
「じゃあ……女の人が好きなの?」
「逆に聞くけど、あんたの恋愛対象は男?」
「えーっと……たぶんそう、かな。うん……たぶん」
「でもそれって、まだ同性に恋したことがないだけかもよ。その可能性って生涯捨てきれなくない?」
「うーん……そうだけど、大体何となくわかるんじゃないかな」
「ふうん」
頬杖をついた祥吾さんが、どこか遠くを見る。「アタシ、わかんないのよね。恋ってしたことないから」と言った。
「このままじゃ生涯わからないってことになりそうよ」
「恋……したことないの?」
瞬きをした祥吾さんは少しだけ表情を曇らせて「今まで恋するべき相手に出会っていないのか、生まれつきそういう感情がないのか、正直後者の可能性が高くなってきたところよ」と話す。
「何度か女の子と付き合ったこともあるけど、ダメなのよね。元々人間関係がさっぱりしてるっていうか、去る者は絶対追わないんだけど……彼女もそんな感じでほっといて、愛想つかされるし。悪いことしたわ、ほんと。向こうは本気だったのにアタシがこんなんじゃね。一回だけ男と付き合ったこともあるけど、その子はすごく特別扱いを望む子で、全然上手くいかなかったし」
「そうなんだ……。好きになれなかったの?」
「彼らが求めるようにはね。アタシなりに大事にしたけど、そういうんじゃないんだって。恋ってもっと強い気持ちなんだって。それがアタシにはないんだって」
アタシもそう思うの、と彼は言う。「他人の言動であんまり感情が揺れないの、アタシ。しょっちゅうムカついたりはしてるけど、人にじゃなくて起こっている事にムカついてるの。なんでだか、昔からそうなの」と続けた。
「でもアタシ、恋愛映画とかドラマとか、大好きよ」と彼は言う。
「恋愛ってすごく価値あるものみたいじゃない? 恋なんかしなくても死なないくせに、恋をすると人ってそこに命も懸けるじゃない? 到底理解できないけど、すごいと思うのよね。だってあんなキラキラするのよ、世界が。そりゃあ演出の問題だと思うけど、あんなキラッキラに表現して、みんなそれに共感してるんなら、誇張はあっても本当にああなるわけでしょ? そんなの魔法じゃない。それで、現実に存在してるわけでしょ、そんな魔法が。やばいわよ。ほとんどの人類はアタシの知らないところであんなキラキラをキメてるわけだから、羨ましくもなる」
すっと息を吸い込み、彼は興奮した様子ではにかんだ。
「見てみたいんだ、恋をした後の世界を。一度でいいから、魔法にかけられたい。死んでもいいとか、死んだ方がマシだとか、そんな煮えたぎる感情を抱いてみたい。たとえそれがただの孤独と欲望の発露だとしても、俺はそれを知ってから死にたい」と目を閉じた。
私には、何も言うことができなかった。ただ、『恋なんてそんなにいいものだろうか』と言おうかどうか迷って、結局口を閉ざした。私にもよくわからなかった。
さて、と彼が膝を叩く。
「そろそろ、バイキングに行くわよ!!」
「ほとんど食べられるものないのにそのテンションになるのすごいね」
「パン食べちゃおっかしら、ホテルのパン!」
「反応に困るなぁ」
@@@@@
水着姿の私を見て、祥吾さんは「あらまぁ」と口元に手を当てる。
「なかなか似合ってるじゃないの。悪くないわよ」
「……ありがとう」
「あんたのこと、ダイヤの原石って意味で炭素って呼ぶわね」
「祥吾さん、それは原石じゃなくて原子だよ」
防波堤の上で、彼は腰を落として煙草を吸っていた。私は『ヤンキーみたいな座り方してるな』と思いながらそれを見下ろす。傍目には美しい女性にしか見えない彼が、お世辞にもお上品とは言えない立ち居振る舞いをしているのはいっそ扇情的ですらあった。
「せっかく海に来たんだから、もっと近くに行こうよ」
「熱い砂浜、生きにくい地球」
「標語?」
「てか砂浜ってあんな歩きにくかったっけ? アタシの地元の海はもっと砂が固かった気がするんだけど」
「ここら辺はカラッとしてるもんね」
ため息をついて、「いつまで煙草吸ってるの? というか、煙草なんか吸ってていいの?」と私は問いただす。すると祥吾さんは「よくないわよ」となぜか逆ギレした。
「いい? あのね、よくはないけど、いいのよ。命あるものは遅かれ早かれみんな死ぬんだから、自分の好きなようにすればいいのよ」
「そんな開き直り方ある?」
「少なくともアタシは、今さら煙草一本惜しむような病状じゃないわけ」
「ほんと、祥吾さんって長生きしない考え方してるよね」
祥吾さんは面倒そうに眉をひそめて、「泳いできなさい」と私を追い払うような仕草を見せる。
浮き輪を抱えて、砂浜を歩く。足に砂がまとわりついて、確かに歩きにくかった。まだ世間的には夏休みに入る前の時期だからか、人はびっくりするほど多いという訳ではない。
海は藍より薄い、透き通るような青だ。重そうな雲が乗っかって、ソーダフロートみたいだった。
夏だなぁ、と思う。昨日までの私に季節なんて関係なかったけれど、今日いきなり夏になったような気分だった。
祥吾さんが言うほどには、砂浜は熱くない。その代わり海の水はちょっと冷たくて、このままスイスイ泳ごうとは思えなかった。そもそも私はそれほど泳ぐのが好きではない。仕方がなく、足先で波と遊ぶ。
ちらりと後ろを見れば、砂浜に下りて来た祥吾さんが男性に声をかけられて「は?」という一言だけで撃退していた。
私のところまで歩いてきた祥吾さんが、プラスチックの容器に入った飲み物を差し出してくる。「トロピカルジュース」とだけ説明をした。どうやら海の家で入手したらしい。
「水、まだちょっと冷たいよ」
「若いのに何言ってんのよ。見てみなさい、泳いでる子たち結構いるわよ」
「泳ぐの好きじゃないもん、私」
「先に言いなさいよ、そんなことは。海の家でかき氷食べるわよ、ほら」
腕を引っ張られ、私は木造の小屋みたいなところに押し込まれる。エアコンがついているようだ。ひんやりしている。
「祥吾さん、男の人に声かけられてたね」
「ああ。何だったのかしら」
「どう考えてもナンパだよ」
「じゃあなんで逃げたのよ」
「それは祥吾さんがマイルドヤンキーだったからじゃん」
「誰がマイルドヤンキーよ。清楚よアタシは」
「清楚……?」
トロピカルジュースをストローで飲みながら、「なんか文句あんの?」と祥吾さんは顔をしかめた。何も文句ないです、と答える。
「でも、私には全然声かからないなぁって思って」
「ふーん」
「ふーんて……」
怠そうな祥吾さんが「かき氷のシロップって全部同じ味らしいわよ」と今日び誰でも知っていそうな豆知識を授けてくる。祥吾さんはべーっと色の変わった舌を見せた。私もべーっとしてみる。
「ふふみちゃん」
「それ、一生こするじゃん」
「一生擦るわ」
そう、祥吾さんは断言した。ここまではっきり言われてしまうと抵抗できない。私は「いいけど……」と唇を尖らせた。
「質か量か、って問題があるじゃない?」
「何の話?」
「早い話が、そこらの男が言う『可愛い』とアタシが言う『可愛い』のどっちが嬉しいかって話よ」
「祥吾さんかな……」
ふっと笑った祥吾さんが、私の手を両手で掴む。
「あんたは可愛いわよ。アタシが保証する」
「……一生分満足した」
「そうでしょ?」
ふふん、と上機嫌に目を細めた祥吾さんが溶けたかき氷を飲み干した。私も後を追うように慌てて容器を傾ける。
海の家を出た私たちは、まだ人がまばらな砂浜をゆっくり歩いた。
水は冷たく思えたが、波に触れた素足は先ほどより気持ちよく感じられた。祥吾さんもサンダルを脱いで、裸足のまま歩いている。
「アタシの地元も海が近かったけど、誰も裸足で歩いたりしなかったわ。砂は固かったし、ゴミが落ちてたから。観光地の海はいいわね」
「地元に海があるのにわざわざ泊まりで海を見る必要があったの?」
「どうせなら綺麗な海の話をしたいでしょ。天国でもマウント取って生きていくのよアタシは」
「なんか楽しそうだね」
私は立ち止まって、砂浜に埋まる小さな貝殻を手に取った。「可愛い」と見せれば、祥吾さんはちょっと肩をすくめた。
「随分とまあ……」
「何?」
「可愛らしいこと、と思っただけよ」
祥吾さんはワンピースの裾をたくし上げながら海に入っていく。私は立ち止まったまま、それを見ていた。
波が膝の上まで来た辺りで祥吾さんは振り向いて、「そんなに冷たくないじゃないの」と笑う。刺さるような陽ざしが海面に反射して眩しかった。
私はゆっくりと歩き出して、彼の方に手を伸ばす。彼も私に向かって手を出していた。
そして私は祥吾さんの元へ辿り着くまでに足を取られて転び、そこからは一瞬だった。水中で回転しながら、自分の体が波に運ばれていくのを感じる。
私はなぜだか妙に落ち着いており、大自然にされるがままでいた。悲鳴を上げたのは祥吾さんの方で、力強く私の腕を掴む。そのまま物凄い勢いで砂浜まで引きずられた。
「大丈夫!?」と半ギレで祥吾さんは私の顔を覗き込む。私はうんうんと頷いた。
「アタシ、聞いたことあるわ。幼児は無言で溺れるって。あんた、いくつなわけ?」
「十六歳です……」
「『泳ぐの好きじゃない』じゃなくて『泳げない』の間違いじゃないの!」
「はい……」
ワンピースの裾を絞って脱水しながら「はぁー焦った。冗談じゃないわよ」と祥吾さんは怒る。ウィッグの位置を直しながら「こんな長い髪にしなければよかった。やっぱ海ならショートね」と呟いたりもした。
「ごめんなさい」
「いいわよ。あんたのせいで寿命が縮まったから次の瞬間死ぬかもしれないけど、よろしく頼むわね」
「困る……」
本気で困っている私を見て、祥吾さんはふっと力を抜く。「冗談に決まってんでしょ。こんなんで寿命が増えたり減ったりするなら医療もクソもないわよ」と吐き捨てた。
「帰るわよ。雨の匂いもするし」
「雨の匂い?」
訊いても、祥吾さんは教えてくれなかった。
どうやら私用のバスタオルしか持っていなかったようで、祥吾さんは海の家で小さなタオルを買って体を拭き、そのまま二人でホテルの部屋へ戻った。
私がシャワーを浴びて出てくるころ、確かに外は激しい雨だった。
入れ違いにシャワー室に入った祥吾さんを待ちながら、私はホテルの備品にあった紅茶を飲む。
先ほどまであんなに青かった空が、今では重たい雲に覆われている。荒れた天気は雷を伴うほどなのに、東の空は明るく見えた。
窓を開けてみる。途端に音が身近に聴こえて、風が思い切り吹き込んできた。
「雨のにおい……」
潮の香りとはまた違った、濃厚な水の匂いがした。
海の果てみたいなところが一瞬光った。稲妻は空を走り抜けて、海の中に消えてゆく。また光った。雨も雷も、全てが海に呑まれて消えていくみたいだった。
「降ってるわねえ」
そんな声で、私は思わず振り返る。シャワーを浴び終えた祥吾さんがベッドに腰かけてテレビをつけるところだった。
「……男装?」
「こんな何てことないご当地Tシャツも似合っちゃうのよね、アタシ」
そう言って祥吾さんは肩をすくめる。彼は、どうやら海の家で購入したらしいTシャツとジャージのようなボトムスを着用していた。頭には例のウィッグはなく、代わりにニットの帽子を被っている。ぽつりと、「この格好でこのテンションはかなり疲れるな。俺って結構、形から入るタイプだから」と呟いた。
私はそっと彼から目を離して、ただじっと空を見ていた。夏だなぁ、とまた思う。
「私、子供の頃から夏が好き」
「いいよなー、夏。俺も夏が一番好き」
でも最近はすっかり忘れていた。本当に、私の人生から季節というものが遠ざかっていた。
そもそもなぜ夏が好きだったかというと、日が長かったからだ。日が沈むまでは家に帰らなくてよかったからだ。それから、激しい雨が多かったからだ。雨が激しければ、父の怒鳴り声がまるで他人事のようだったからだ。今ではそうではない。そもそも必要最低限しか外出を認められていないし、雨が降っていようが何が降ってこようが父の怒鳴り声の方が怖い。
祥吾さんはと言えば、「子どもの頃は虫取り網を持って海も山も駆け回ったもんよ」と言っている。楽しそうで何よりだった。
「流しそうめんとかいいよな。久しぶりにやりたいかもしれない」
「やったことない。なんでそうめん流すの?」
「やってみればわかる。あれはね、動物園で動物たちに野生を思い出させましょうとか言ってちょっとトリッキーな餌やりしてるのと同じなわけよ。人間なんて所詮は猿なんだってことを俺たちに教えてくれる、そういう催しなの」
「違うと思うけどなあ……」
そうは言いつつも、私はちょっと感心する。
「なんか喋ると十倍にして返してくれるから、祥吾さんと話してると気が楽」
「なに気抜いてるのよ。あんたも十倍喋りなさい。戦場だったら死んでるわよ」
「祥吾さん、戦場にいたことがあるの?」
「ないわ」
「祥吾さん、返事が早いね……!」
テレビでは夏休みにオススメの観光地特集をやっていた。祥吾さんはそれを見ながら、「ここ行ったことある。自販機の飲み物がクソ高い」とコメントを残す。
私は弱まってきた雨を見ながら「じゃあ」と口を開いて、それからちょっと続きを躊躇う。意を決して、「じゃあ連れて行ってよ」と言った。
「どこに」
「どこでもいいよ。自販機の飲み物がクソ高いところでもいいし、流しそうめんができるところでもいいから、また私のことを連れて行って」
ふっと祥吾さんは鼻で笑って、「時間があったらね」と端的に答えた。
しばらく、沈黙の隙間に雨の音が聴こえた。テレビでは妙なテンションのナレーターが『夏本番はもうすぐそこ! 楽しみですねえ』と言っている。そして私は鼻をすすっている。
「時間があったら連れて行くよ」と、祥吾さんはもう一度言った。「俺は嘘をつきたくないだけなんだ」と。
「冷静に考えて、またあんたと会える可能性ってかなり低いと思うわけ。悪いけど」
「祥吾さんは本当に死んじゃうって思ってるの?」
私は振り返って、祥吾さんの顔を見た。祥吾さんは何か考えている様子で黙っている。とにかく何か言ってほしくて、私はたぶん祥吾さんのことを睨みつけていたと思う。
「手術したら助かるかもとか、奇跡が起こって助かった人もいるとか、そういうのはないの?」
「ある」
何でもないことのように祥吾さんは言った。私は驚いて、彼の顔をまじまじと見てしまう。
「そりゃあ奇跡は起きる。思ってもみなかったような奇跡が、今も世界のどこかで起きてる。それが自分の元に起きるかは別として」
私は、ない頭をフル回転させてただじっと祥吾さんを見る。瞬きをして、「それじゃあ」と唇を噛んだ。
「あなたはあなたの元に奇跡は起きないって決めつけてるの?」
息を吐いた祥吾さんが「厳密に言うと違う。というか、本質的に話が違う」と囁いた。
「奇跡は起こるし希望は消えない。綺麗事なんかじゃなくてさ。明日世界が終わると言われて全裸になって踊り出すようなやつは、いざ世界が終わらなかった時に相当恥をかく」
「……どういう意味?」
「最後の最後まで、奇跡が起きる余地がちょっとでもあるなら、最低限死守しておかなきゃならない尊厳が人間にはあるだろってこと。だから俺は俺のままでいようと思えるし、だけど奇跡には縋らない。それだけ」
そう言い切って、祥吾さんは乾いたらしいウィッグを被る。「なかなかいいドライヤー置いてるわね」とドライヤーをしげしげと見ていた。
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