第722話 まずいなぁ…。気づかないままにオーバーワークだったのかな?

この5年近く、病名は「うつ病」とつけるのが良いのか、「抑うつ神経症」とつけるのがいいのかはよくわからないが、治療を継続している。誘因は、前職場時代に心身ともに疲弊したことに起因するのだろう、と思っている。発症当時は「希死念慮」もあり、「これはまずい」と思って、精神科医につなげてもらった。4か月の休業期間を経て、復職。このような疾患を抱えている場合には、可能な限り環境の変化を避けたいところではあるのだが、復職後に職場から提案された給料では、現状の生活を維持することは困難(給料が2/3になった)となり、生活を守るため、転職に踏み切ったのである。


転職後も病状の悪化はなく、何とかここまでやってこれたのだが、先日、2回目のCOVID-19に罹患後から、もう一つ二つ調子が出ない。


医師の世界のいわば格言の一つに「春と秋には、メンタル不調が増える」というものがある。確かに、ERで勤務していたころは、リストカットなどは春と秋に増えていたように思う(1.3倍くらいか?)。そして、雪国では主に「日照不足」が誘因となっていると考えられているが、「冬季うつ病」という病態もある。なんてことを考えると、「調子がいいのは夏だけじゃないか」と思われるかもしれない。ただ、確かに夏は暑さで身体が参ってしまう事はあっても、心のエネルギーが足りない、という感じはなかったように思う。


もう2カ月近く前か、残念なことに2回目のCOVID-19に罹患してしまった。病悩期間(病気でしんどい期間)は、5日程度だったが、その5日間で2kg体重が減少するほどにはきつかった。時期も11月と晩秋のころだったせいもあるのだろうか、その後から、以前のように「心のエネルギーが不足してしんどい」と感じるようになった。


ここに書く文章の更新速度も減ってきており、実際に仕事をしていても、朝からへばっている状態である。もちろん、仕事に穴をあけることなく過ごしており、通常の仕事は通常通りこなせてはいる。ただ感じるのは「心のエネルギーがガス欠寸前だ」という事である。


勤務時間については、現職場に入職してから、特に変化があるわけではないが、外来であれ、入院であれ、萩本欽一さんの古いギャグだが、「何でそうなるの!」という事が多く、モヤモヤしたものが心に溜まってきているのを感じる。


今日が一応私の「仕事納め」である。明日から仕事は休みだが、「大掃除」など、家の仕事が待っているので、休まるわけではない。個人的には「整理整頓」が苦手なので、「大掃除なんてしない!」とぐうたらしたいのが本音ではある。しかし、子供がいる手前、子供たちへの「無言の教育」のため、私が「大掃除嫌だ」というわけにもいかず、子供たちに発破をかけなければならない。正月期間、可能なら「ぐうたら」して、「心のエネルギー」を少しでも充電したいところではある。何とかなるかな?

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