第720話 何をいまさら…。昔からあるがな。

ソースは女性自身 Yahooニュースより


鉄道系YouTuberであるスーツ氏がSNSである「X」に、新幹線で車内販売しているカップアイスクリームに、同じく車内販売されているウイスキー「山崎12年」をかけた写真を紹介。「僕の友人イバラキ君が考えた新幹線車内販売スペシャルセットです」と投稿したところ、とあるライター・A氏が「パクリだ」と反論したらしい。


A氏は2018年にツイッターに投稿し、その際のリプライで「昔からあったよ」というリツイートはなかったとし、この組み合わせを最初に投稿したのは私だ、と主張しているそうである。


私がお酒を覚えてから、それなりの年数がたつが、「バニラアイスクリーム」に「ハニーウィスキー」がとてもよく合う、というのはずいぶん昔に聞いた話である。


今、ネットで調べると、ジャック・ダニエル、ジム・ビーム、トリスがハニーウイスキーを販売しているようだが、一般の量販店ではなかなか見かけない(私は、ジャック・ダニエルの「テネシーハニー」しか見たことがないように思う)。


ただ、普通のウイスキーをバニラアイスにかけても、かなりおいしい。ジム・ビームは手ごろな値段で手に入るので、かつてはロッテの「爽」やスーパーカップのバニラアイスを買ってきて、容器に移し、ジム・ビームをかけて、「一日のご褒美」としていたことがある。ちなみに、ジム・ビームは日本では「サントリー」が扱っており、フランスのオーソドックスな炭酸オレンジジュース「オランジーナ」も「サントリー」が扱っているので、ジム・ビームに小さなオランジーナの缶をつけて、「シトラス・ハイボール」と銘打って販促をしていたこともある。これもおいしかった(どちらも、太るので止めた)。


ということで、「バニラアイスにウイスキーをかけて食べる」という発想そのものが古くからあるものなので、A氏が「俺が考えた」と言っても、もう一つ説得力に欠けるように思う。


A氏の方が先にSNSに上げた、というのは正しいのかもしれないが、「俺のオリジナル」というには、バニラアイスにウイスキーをかけるスタイル、ずいぶんと古くからあるものだと思う。新幹線の車内販売で、ウイスキーが「山崎12年」しか扱っていないとのこと、バニラアイスもスジャータのカチコチアイスしかないのであれば、必然的にその組み合わせにならざるを得ないのでは?と思ったりする。


ネット上の論争でもA氏の旗色は悪いそうだが、それも止む無しだろうと思う。古くから知られた食べ方だもの。

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