「何でも内科」に所属する私の、「何でもない」ことのない日常

第331話 それ、人としてどうよ？

Yahoo　Japanで確認した、ソースは読売新聞のニュース。

＜以下引用＞

マスク着用を巡って地域の中学生を激しく叱りつけるなどしたとして、佐賀県神埼市が、市職員で、市営診療所に勤務する男性医師を分限免職にしていたことが分かった。

＜中略＞

医師は昨年7月、診療所などが入る建物で複数の生徒がマスクを外して会話していたことに激高し、「新型コロナウイルスの感染者が何人出たか知っているのか」などと叱責。翌日から学校をたびたび訪れ、「指導が甘い」と校長らに大声で怒鳴ったり、机を蹴ったりした。バットをもって来校したこともあった。

＜引用ここまで＞

この医師は、この中学の校医をしていたことから、中学側は警察への通報は控え、市を通じて注意してもらっていたようだが、市の指導に従うことはなく、最終的に「公務員として不適格」と判断し、懲戒免職ではなく、分限免職としたそうだ。

最初の建物内での医師と生徒のやり取りの詳細が分からず、1度くらいは学校に「指導を厳しく」というのは、「校医」の立場としても「アリ」だったのかもしれないが、繰り返し来校し、教師たちに怒鳴ったり、机を蹴飛ばしたり、バットをもって来校しているようでは「医師」である前に「人間」としておかしい。

「下手にこの医者、懲戒免職にしたら恐ろしいから、分限免職、という形にしよう」と市が考えたのかもしれない。

バットをもって来校した時点で、警察を呼ぶべきだったのでは、と私は思う。そのような形で人を「脅して」言うことを聞かせようとする人は、「人間」として、とても残念な状態だと思う。

警察に突き出されなくてよかったね。気を使ってもらえてよかったね。

この人、「医道審議会」にかけて、「医師免許剝奪」の処分が適切ではないか、と個人的に思ってしまった。