第141話 時は流れて…。
昨日、ザ・ドリフターズの仲本 工事さんが永眠された。いかりや長介さん、志村けんさんに続いて3人がいなくなってしまった。体格的にはいかにも短命そうだった高木ブーさんが、90歳近くになってもまだお元気で、音楽活動をされているのはうれしい。加藤 茶さんも、奥様と仲睦まじく、うれしいことである。
今では当たり前にみんながしている「最初はグー」、始まったきっかけは、仲本工事さんと志村けんさんが、じゃんけんをして負けたほうの服の中に、水やら氷やら、生卵やらどんどん膨らんでいく風船などを入れていくコーナーである。
逸話としては、酔っぱらってへべれけになったドリフのメンバーが、誰が支払うかをじゃんけんで決めようとして、なかなかみんなのタイミングが合わず、だれか(みんな酔っていたので覚えていない、と記憶しているが)が、「最初はグー」と掛け声をかけたところ、みんなのタイミングが一発で合ったこと。なのでそれを放送の中で行なったそうである。
仲本さんは、体操のコーナーでも目立っていたが、それはみんなご存じのこと。今は“Youtube”というありがたいものがあるので、「ビートルズ 日本公演 前座」で検索すると、ビートルズの来日コンサートで前座を務めたドリフターズの画像が出てくると思う。仲本工事さんはビートルズの持ち歌でもある”Long Tall Sally”のボーカルをとっていたが、かなりかっこいい。もちろん、ビートルズでこの曲を歌っていたポール・マッカートニーよりキーはずいぶん下だが、確かにロックであった。仲本工事さんの歌のうまさ、知らない人が多いのではないかな?
幼稚園、小学校の時の定番だったドリフターズ、もう半分以上が永遠の旅に出てしまった。
外来診察をしていると、高齢の患者さんから、「ファンだった有名人や親しい友人など、どんどん人が旅立って行って、とてもさみしい」と伺うことがしばしばだが、多分こんな気持ちなのだろう。
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