悪役令嬢の元貧民執事、人生二度目をやり直す ～時を巻き戻す力を手に入れた俺は、今度こそあの娘を救うため世界に立ち向かいます～

用語・登場人物表４

　今回は本編で語り切れていない人物の掘り下げを軽くと、登場した魔法に関する元ネタや設定です。

　また、話の構成について何か気になったことなどあれば指摘いただけると嬉しいです！　おすすめレビューや☆３をいただけると、更新にやる気が出てもっと早くなるかも？

『人物』

【ココア・シュガーユー】

　嫉妬の悪魔レヴィアタンとの契約者。固有魔法は『エンヴィーキャットワー（ECW）ク』。両親が蒸発し、魔術に対して研鑽を積んできたが、その立場から貴族の子女に虐められる生活を送っていたところ、その嫉妬心がレヴィアタンを呼び寄せＥＣＷを行使できるようになった。本章では謎の男に呪いをかけられ、操り人形の二重構造を生んでいた。

　水属性の魔力を、嫉妬心が煽られる限り獲得できる。本来の自己肯定感は非常に弱い。

【レヴィアタン】

　嫉妬の悪魔。人々の無意識の嫉妬心が魔力となって放出され、それが像を結んだもの。サタンとグレイの関係と同じく、ココアの嫉妬心に触れることで自意識を得たのでココアには強く恩義を感じている。何者かに術をかけられた彼女を、その命令に逆らわないことで守ろうとしていたが、ココアが自分の身を顧みずに行動するようにまでなったため、本来の彼女を取り戻すことを決めた。

　ココアに最低限の力を残し、呪いに対抗するために悪魔自体の全ての魔力を使い切ったためその意識は消滅した。

『用語』

【エンヴィーキャットワーク】

　水属性の超級固有魔法。他者の脳や身体の水分に深く干渉し制御することで、その人間の意識と身体を完全に乗っ取ることが出来る。羨ましいと思った相手に乗り移れる。

　ＨＲＧもＥＣＷも、悪魔と契約して得られる固有魔法は、それぞれ発動条件に強い感情ないし欲望が必要とされる。

　名前は某楽曲から。

【？？？？？？？】

　超級固有魔法。詳細は不明だが、他人に「命令」することができる。それは必ず遵守される。ココア・シュガーユーに対し、アーネットを陥れる作戦の中核を担わせることを命令した。

【カモフラージュ・フラッシュ】

　光属性の上級魔法。光光線を屈折させることによって「透明」になったように見える。光学迷彩。最新の魔術研究であり、国によって秘匿されている。名前は語感。