RipozI-休息-
1
ギーンギーンギーン
一限目の終わりの鐘が鳴り響き、生徒達は一斉に散り散りになる。
「ふぁぁ……」
睡魔が抜けきれない
――結局、あいつと俺の関係、聞き忘れたな……
そんなこんなを考えながら睡魔に身を任せようとしたとき、誰かに優しく肩を叩かれた。眠かった
「何だよ……」
気だるそうに起き上がると、肩を叩く相手を確認した。
「何だか眠そうね」
そこには、本を抱えた
「…………何でこのクラスに居るんだ?」
「ちょっと相談があって、廊下にいた貴方の親友にクラスが何処なのか聞いたのよ」
「あぁ……
「それよりもお昼休み、例の屋上に来てくれないかしら」
例の屋上とは恐らく、
真剣な顔立ちでお願いする
「分かった、じゃあ昼休み屋上な」
「えぇ」
「お弁当楽しみだね~」
「そうだな…………って、何で
頷きかけた
いつの間にか、プリントを職員室に持っていっていた
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