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「その本の成就によって私達の魂は二つあるんです」
「いや、いきなり話を飛ばすな」
「何がですか?」
「先ずは、その本とは一体何なのか、その本に誰が出会って、何を願って、何を対価にし、その成就によって俺とおまえに何の関係が生まれたのか、そしてそこのオムライスをガツガツ食ってる奴が何の成就に関わってるのか、ちゃんと細かく説明してくれ」
「奴じゃない……
そんな少女……
「あー……
「
「細かい奴だな……」
どうやら名字で呼ばれるのは嫌だったらしく、無表情ながら雰囲気が険しくなった。何故嫌なのか気にはなるが、あえてそこは聞かないでおく事にした。触らぬ神に祟りなしだ。
「名前……」
「は?」
「キミ……名前……ライトは聞いた……」
「
「生きてる人間?」
生きている人間にとはどう言うことなのか、全く理解ができなかった。
すると、
「この銃……お札と同じもの……形自体はエアガン……」
「いや、エアガンもかなり危な目だぞ……」
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